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手の平大サイズの小型ファンレスPC「サバ太郎」が展示中

4コア/8スレッドCore i7やCeleronなど計3モデル、9月発売

 サーバー用途向けのピノーのファンレスPC「サバ太郎」の新モデルが登場、Celeron J1900/Atom E3800シリーズ対応モデル「Type-P」(カラーはオレンジ)と、Coreシリーズ/Celeron 1020E対応モデル「Type-C」(カラーはブルー)がオリオスペックで展示中だ。同店は、9月中旬発売予定としている。

 展示されているのは、Type-PのAtom E3845モデルとCeleron J1900モデル、Type-CのCore i7-3555LEモデルの3種類で、予価は順に税込51,300円、税込56,700円、税込162,000円。

「独自にCPU基板と本体機構を設計することで筐体を超小型化した」というファンレスPC

 サバ太郎は、サーバーとして使うことも想定したファンレスの小型PC。上面に冷却フィンを備えたカラフルなPCケースを用いるなど、ルックスも特徴的な製品だ。搭載CPUやメモリ、ストレージなどはカスタマイズできる。

 本体サイズと重量は、Type-Pが幅80×奥行き108×高さ40mm、0.4kg、Type-Cが幅107×奥行き148×高さ57mm、1.2kg。ファンレスながら省スペース性が高く、同社は「独自にCPU基板と本体機構を設計することで筐体を超小型化した」としている。電源はACアダプタを使用する。

 Type-Cは、Type-Pと比べると大型だが冷却性能は高く、4コア/8スレッドのCore i7-3612QE(クロック2.1GHz/最大3.1GHz、TDP 35W)といったハイスペックのCPUも搭載可能。同社によれば「独自の高効率放熱技術により、標準電圧版CPUのファンレス運用を実現した」という。

 Type-Pの主な搭載機能・インターフェイスはHDMI、Gigabit Ethernet(2ポート)、USB 2.0(2ポート)、SDカードスロット。内蔵ストレージインターフェイスはmSATAと2.5インチベイ1基。

 Type-Cの主な搭載機能・インターフェイスはHDMI、Gigabit Ethernet(2ポート)、USB 3.0(4ポート)。内蔵ストレージインターフェイスはmSATAと2.5インチベイ2基で、RAIDをサポートする。

 なお、同店では、前面に4基の2.5インチドライブ用ベイを備えた大型モデルも参考品として展示されている。発売するかどうかは未定という。

[撮影協力:オリオスペック]

ピノー サバ太郎