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Qiよりも高効率な“置くだけ充電器”が発売、iPhone 5s/5向け

「iNPOFi」技術を採用

 スマートフォン用の新たな“置くだけ充電器”が登場、「iNPOFi ワイヤレス充電 iPhone5S/5用ケース(DN-11470)」と「iNPOFi ワイヤレス充電 充電パッド(DN-11469)」が上海問屋から発売された。製品パッケージには中国NoRad社のロゴマークが入っている。店頭価格は順に税込3,500円前後、税込3,990円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

電磁波を使わない充電技術「iNPOFi」を採用した充電器

対応ケースと送電パッド
iNPOFi対応
「inpofi」ロゴの下にあるラインが伝導素材
ケース下側の電動素材が送電パッドに当たっていないため充電できない
2本の電動素材が当たっていればiPhoneを斜めに置いても充電可能
パッドと平行にしてずらした状態でも充電可能
送電パッドの側面
製品パッケージ

 これらは、電磁波を使わない充電技術「iNPOFi(invisible power field)」を採用したiPhone 5s/5用のケースと送電パッド。

 iNPOFiは「ワイヤレス充電」などとされているが、実際にはケースと送電パッドとを接触させる必要がある。今回の製品では、ケース裏面の上下に1本ずつ伝導素材があり、2本ともパッドに接触させないと充電は行なわれないので、ワイヤレス充電のQiに比べれば面倒とも言える。

 一方で、Qiなどの電磁誘導方式によるワイヤレス充電より効率が高いとされており、発熱も少ないという。上海問屋は「iNPOFiの充電効率は90%以上で、有線とほぼ同じ感覚で充電できる」「発熱は2℃程度で、熱による機器へのダメージなどを軽減する」などとしている。

 ちなみに、ケース裏面の2本の伝導素材は、両方の一部分がパッドに触れていればよい。同店で試したところ、パッドに対してiPhoneを横向きして(90度回転させて)置くと充電されないが、45度の状態や、パッドと平行にしてずらした状態では充電は可能だった。

 本体サイズと重量は、ケースが幅60×奥行き137×高さ10mm/約30g、パッドが幅85×奥行き150×高さ5mm/約90g。

 パッドにはUSB経由で電源を供給。USB-ACアダプタやUSBケーブル、中国語/英語マニュアルが付属する。

[撮影協力:ドスパラパーツ館]

上海問屋 iNPOFi ワイヤレス充電 iPhone5S/5用ケース