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声優「野中藍」がPC自作に初挑戦、「アニメ見るならAMD」アピールで

苦戦する本人と、優しく眺める渋いファン? text by 林 佑樹

自作PCに初挑戦する野中藍さん
「スタンド」としてあれこれ助け船を出していたAMD井戸川氏

 2014年9月21日、アキバ☆ソフマップ1号館で「秋だ!動画だ!AMD!動画に強いAMD製品で秋を楽しもう!SPECIAL EVENT 2014」が開催された。

 同イベントは、9月12〜20日間にAMD製APUを購入した人が参加できるというもので、ソフマップ 秋葉原 リユース総合館では、けっこうな数の人がAPUを買っていったという。既報の通り、ゲストは声優の野中藍さんであり、間近で野中藍さんのPC自作を見られるとあり、第1部、第2部ともに賑わいを見せていた。

 サポートには日本AMD コンシューマーセールス&マーケティング本文マーケティング・スペシャリスト・井戸川氏が付き、手順などを説明することになった。野中藍さん曰く「スタンド」であり、終止、「スタンド」どして活躍する姿を見られたほか、来場者にも自作PC経験者が多く、適切すぎるアドバイスが飛んでいた。また本イベントに参加することを野中藍さんのブログに投稿したところ、ファンからも「静電気に気をつけて」などのコメントがあったそうだ。

初めてのPC自作、初々しく真顔で挑戦…

メモリを眺める野中藍さん。井戸川氏からは「端子部分を触らなければ大丈夫」とヘルプが
メモリをグッと挿し込む野中藍さん。「こ、こわれませんよね?」と確認しながらだった
ケースへのアプローチは別モニターで確認することもできた

 さて、野中藍さんが現在使用しているPCは相当古いとのことで、また自作PCは初めてだという。

 とくに第1部では、真顔での組み立て姿もあり、とても初々しいものだった。ネジ止めのときはフリートークをしながらと余裕はあったが、メモリを挿し込むときは終始無言に近く、「はじめての自作PCのとき、メモリ押し込むのこわったよなー」と思い出してるような表情のファンが多かった印象だ。

 ただ、構成はAMD APU A10-7850Kをベースにしているため、だいぶカンタンなものであり、井戸川氏の助けを受けつつスルッと組み上がった。第2部では、実質2回目の自作PCになるため、メモリに苦戦することもなく、終止、トークをしながらの余裕を見せるほどで、自宅にある「とても古いPC」を更新する気になっていた。また、後述するが、Fluid Motionの機能も魅力的に感じていたようだ。

 井戸川氏から「そのときは現物支給します!」との発言があったので、また野中藍さんの自作PCを見られるイベントがあるかもしれない。

「ドライバーの先にネジがくっつくんですね!」と驚いていたなど
メモリよりも余裕があったからか、フリートークをしながらのネジ止めが続いた。写真は第1部のもので、第2部はさらなる余裕を感じさせた
今回のパーツ構成。上記写真にチラチラと写り込んでいるケースは、fractal design NODE 304。ケースとしてはちょっと難易度の高いものといったところだが、見た目もよく、エアフローの確保もやりやすいもの
APUはA10-7850K

「アニメを見るならFluid Motion」

Fluid Motionが実際にデモされた

 ちなみに、今回のイベントのメインはAMDが「アニメを見るならAMD」とアピールする根拠となっている動画補完機能「Fluid Motion」。

 この機能については、野中藍さんも驚いていたが、とくにBlu-rayディスクからの再生を24フレームから60フレームに補完する映像技術は、アニメファンだけでなく、ライブ映像を見たい人にもオススメなもの。どうやらラブライバーらしい井戸川氏曰く「Fluid Motionがないとアニメを見られなくなった」というほどだ。

 すでに対応アプリケーションとしてPowerDVDが登場しており、その効果を体験している人もいると思うが、とくにパン時の滑らかさは、Fluid Motionを体験したあとでは、デフォルトに戻れなくなるほど。会場では、アニメではなく、山と渓谷社の山岳イメージビデオを使い、その効果が解説された。

 そんなFluid Motionの詳細はこちらを参照していただくとして、7000番台のAPUであれば、AMDの映像補完技術の恩恵を得られるため、消費電力を抑えた視聴用PCの作成にとくにオススメといえるし、またファンレス化もやりやすいため、秋の夜長用にひとつ自作してみるのもいいだろう。

AMDパーフェクト・ピクチャー。動画やオプティカルディスクソースからの再生でも効果があり、基本、映像視聴時の満足度がアップする機能が多く搭載されている
DVDソースのアップコンバートのデモ。左がデフォルト、右がアップコンバートしたものになる
AMDクリック・ストリームテクノロジーは、ストリーミング視聴時のデータダウンロードを最適化するもので、すぐに視聴までスムーズになるのがポイント
Fluid Motionに対応するアプリケーションは、いまのところPowerDVD 14のみ。光学ドライブやグラフィックスボードにバンドルされているPowerDVDはPowerDVD 10など旧バージョンのものが多いため、注意が必要だ。(※ 9/23 19:30 記事初出時、光学ドライブなどの添付版のバージョンについて誤記がありました。お詫びして訂正いたします)
天板部に添えられた野中藍さんのサイン

 最後になるが、野中藍さんが組み立てたPCはソフマップ 秋葉原 リユース総合館で近日中に展示されるという。天板部にはサインが入っているので、立ち寄ったときに確認してみてほしい。