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「画面を出力して30年」でAMDが記念イベント、
ATIの歴史や最新技術を紹介

All-in-Wonderも展示

 AMDが自社のグラフィックス事業30周年を記念するというイベント「AMDグラフィックスイベント in Tokyo」が27日(土)に開催された。

 このイベントは、「AMDのグラフィックスとゲーミングの30周年記念」(日本AMD)という趣旨のもの。AMDは2006年にGPUメーカーのATIを買収したが、そのATIが創業したのは1985年、来年の2015年には30周年となる。

 イベントのメインとなったのは、同社の最新技術を紹介するステージセッション。

 イベントでは、MantleやFluid Motion、True Audioが改めて解説されたほか、日本向けのカスタマイズGPU「Radeon R7 250XE」などの紹介や、有識者による「Radeon座談会」が実施。All-in-Wonder VEなど、懐かしのビデオカードも展示された。

 このほか、会場では、イベント限定の特別価格で製品が買えるというパートナー企業による即売会も実施。即売会の購入者を対象にした抽選会も実施されており、All-in-Wonder Radeon 8500DVなどが賞品として用意されていた。

 以下、イベントの模様を紹介しよう。

Mantle対応の期待作、として紹介されたCivilizationの新作「Beyound Earth」
Mantle対応で6割高速になったという(Thiefの例)
「ドラクエやるならAMD」アピールも
「期待の新技術」として紹介されたFree SYNC技術。NVIDIAの「G-SYNC」に対抗する同種の技術だが、VESAで標準化されており、ディスプレイに特殊なモジュールを追加することなく実現できるのがウリという
ゲーム別の最適設定を自動で行う「AMD Gaming Evolved」も紹介。NVIDIAの同種技術「GeForce Experience」よりも対応ゲーム数などで優れているとした
日本向けのスペシャルモデルであるRadeon R7 250XEもアピール。消費電力75Wの低消費電力さがウリ
基板の短いSAPPHIRE製のRadeon R7 250XEが展示されていた
ASUSはファンが停止する「STRIX」ビデオカードをアピール。展示されていたのはR9 280の製品だったが「R9 285モデルも近日発売予定」とのこと
昔のATI製品も展示されていた。これはAll-in-Wonder VE
即売会のプレゼント抽選でもAll-in-Wonder Radeon 8500DVが……
登壇した日本AMDの森本氏
歴代のATI Tシャツ
自作PC関連媒体の編集者による座談会も実施。弊社からはDOS/V POWER REPORTの遠山氏、PC Watch劉氏、弊誌鈴木の3名が参加
ATI - AMDのグラフィックス製品年表
「Mach64」や「VGA Wonder」、「Rage Fury MAXX」など、懐かしい名前の数々が…
昔のパンフレット
特価即売会も実施
特価即売会のプレゼント抽選会はガチャ形式
即売会での購入者などに配られた「30周年記念バッグ」