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録画番組が引き継げる「SeeQVault」対応HDDが発売

アイ・オー・データ製、2TBモデルは実売約2万円

 レコーダーを買い替えても録画番組が引き継げる「SeeQVault」対応HDDが登場、アイ・オー・データの「AVHD-USQシリーズ」が発売された。店頭価格は2TBモデル「AVHD-USQ2.0」が税込19,300円前後、3TBモデル「AVHD-USQ3.0」が税込23,600円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

HDD内の番組が再生できるのは、同一メーカーの機器に繋ぎ変えた場合のみ

 AVHD-USQシリーズは、デジタル放送番組の録画用のUSB 2.0接続HDD。サムスン、ソニー、東芝、パナソニックが共同で開発した、新たな著作権保護技術であるSeeQVault(シーキューボルト)に対応している。

 SeeQVault対応HDDでは、録画済みのHDDを別のレコーダーやテレビに接続しても、番組が再生できるのが特徴。従来は、レコーダーを買い換えたりすると、新たな機器でHDDの録画番組を引き継ぐことができなかったが、今回の製品ではそれが可能となる。

 ただし、使用するには、機器側もSeeQVaultに対応している必要があり、またHDD内の番組が再生できるのは、同一メーカーの機器に繋ぎ変えた場合のみとのこと。

 なお、25日(土)時点の対応機器は、レコーダーが東芝製のみ(DBR-T560、DBR-T550、DBR-Z520、DBR-Z510)、テレビがパナソニック製のみ(AX900、AX900F、AX700)とされている。

 本体サイズは幅196×奥行き124×高さ43mm(突起部、ゴム足を含む)。質量は約1.1kg。冷却はファンレス。電源はACアダプタで供給する。

 付属品はUSB 2.0ケーブルとACアダプタ。フォーマットアプリなどのPC用ソフトを収録したCD-ROMは付属せず、ダウンロード形式で提供される。

 このほか、「DMR-BRZ2000」などのパナソニック製新型レコーダーに対応したモデル「AVHD-AUSQシリーズ」が発表済みで、近日発売予定とされている。

[撮影協力:ZOA 秋葉原本店]