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独自の電源規格「SFX-L」に対応した500W電源が発売、SilverStone製

12cmファン搭載、静音化にメリット

 奥行きが長い「SFX-L」規格の電源ユニットが店頭初登場、80PLUS GOLD認証のSilverStone製500W電源「SX500-LG」が発売された。店頭価格は税込15,120円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

奥行き130mmで120mmファンを搭載、ケースによっては内蔵できない場合もあり

 SFX-Lは、小型PC向けの同社独自の電源規格。従来のSFXより奥行きが長く、SX500-LGの本体サイズは幅125×高さ63.5×奥行き130mmと、上面のフォルムが正方形に近い。

 奥行きの増加によるメリットは、冷却性能がアップできる点。SFX電源は奥行きが100mmの製品が一般的で、80mmサイズまでのファンしか内蔵できないが、SX500-LGでは大型の120mmファンが内蔵されており、「より静かで、より高い冷却能力を提供する」(国内代理店のディラック)としている。

 ただし、奥行きが長いために、SFX電源ベイを持つmicroATXケースなどには内蔵できない場合があるので要注意。ちなみに、付属のサイズ変換プレートを用いて、ATX電源ベイに装着できる。また、同社製品では、Mini-DTX/ITXケースの「RVZ01」などがSFX-L電源に対応している。

 このほか、SX500-LGでは、低負荷時にファンが止まる“準ファンレス”方式により、高い静粛性が実現。温度が41℃より低い場合はファンが停止、41℃以上になるとファンが始動し、温度の上昇に応じてファン回転数が上がる。負荷100%時の回転数は1,480rpm、最大ノイズレベルは36dBとされている。

 電源ケーブルは全て着脱式で、PCIe 8ピン(6+2ピン)コネクタ2基や、SATAコネクタ3基などが用意されている。+12V出力は2系統(最大40A)。

[撮影協力:ツクモeX.パソコン館パソコンハウス東映ツクモパソコン本店]

SilverStone SX500-LG