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2.5”HDD×4基対応の超小型サーバー「Silent-BLUE」が近日発売

Core i7が搭載可能、独自の高効率放熱技術を採用

 2.5インチドライブ4基が搭載可能なピノーのコンパクトサーバー「Silent-BLUE」が近日発売される予定だ。搭載CPUはBGAタイプのIvy Bridge。

 オリオスペックは、CPU(Core i7-3612QE、Core i7-3517UE、Celeron 1020E)とメモリ容量(4GBまたは8GB)が異なる計6モデルを31日(火)から受注販売する予定。価格(税抜き)は142,900円~219,000円で、納期は10日前後。動作デモも行なうとしている。

マザーボードなどを独自設計することで超小型筐体を実現

 Silent-BLUEは、マザーボードなどを独自設計することで超小型筐体を実現したというサーバー向けPC。本体サイズは幅87×奥行き146.5×高さ174.4mm。

 組み込み機器向け(BGAタイプ)のIvy Bridge版CPUや、ECCメモリが搭載できるほか、最大4基の2.5インチSATA HDD/SSDによるRAID 2/5構成が可能。HDD/SSDはフロントから出し入れできる。

 消費電力は最大55W、平均35Wで、電源にはACアダプタを使用。また、独自の高効率放熱技術を採用しており、一部のモデルではファンレスが実現。今回、オリオスペックが販売を開始するモデルの場合は、Core i7-3517UEとCeleron 1020Eを搭載したモデルがファンレス仕様になるという。

 搭載可能なCPUは、最上位が4コア/8スレッドのCore i7-3612QE(ベース2.1GHz/最大3.1GHz、TDP 35W)、最下位が2コア/2スレッドのCeleron 1020E(2.2GHz、TDP 35W)。ピノーによるとCore i5/i3や、ULV版Core i7などの搭載も可能。

 なお、一部のモデルでは、CPUのターボ・ブーストが無効に設定されているとのこと。同社は「BIOSで有効にすることは可能だが、室温が高い環境において高負荷で長時間稼動させる場合は、無効にしてほしい」としている。

 チップセットはIntel QM77。メモリスロットはDDR3-1600 DIMM×2(最大16GB)。HDD/SSDインターフェイスは6Gbps SATA。このほかHDMI、VGA、Gigabit Ethernet(2基)、USB 3.0(2基)、USB 2.0(4基)などを備える。

[撮影協力:オリオスペック]

ピノー Silent-BLUE