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色やテクスチャも取り込める3Dスキャナ「Scanify」が販売中

オリオスペックにサンプル入荷

 ハンディタイプのFuel3D製3Dスキャナ「SCANIFY」が登場、オリオスペックが受注販売を開始した。対象物の色やテクスチャも取り込み、実物の忠実な再現が可能という。

 価格は、通常モデルの「スタンダードパック(KN-SCF3DSP)」が税込259,200円、合成ソフトや専用ケースなどとのセット「フルパック(KN-SCF3D)」が税込324,000円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。納期はいずれも3~4日後としている。

普通のカメラと同じように使用できるハンディサイズの3Dスキャナ

 SCANIFYは、立体物を2つのカメラで撮影し、3Dデータとして出力するUSB 2.0接続のスキャナ。飛行機の操縦桿を彷彿させる形状で、実際に両サイドを手で掴んで使用する。

 Fuel3Dが公開している製品スペックは、本体サイズが幅255×高さ245×奥行き35mm、重量が0.51kg。ハンディサイズとあって、普通のカメラと同じように使用でき、また簡単にスキャンできるのも特長。

 国内代理店のケイエヌトレーディングは「わずか数秒で取り込むことが可能で、他の3Dスキャナのように被写体を長時間固定する必要がない」とアピールしている。また、対象物の色やテクスチャも取り込むため、実物をより忠実に再現できるという。

 ただし、人間・動植物などの有機物や、石造、布などのスキャンに特化しており、単色・透明の物体や、反射する物体など、人工物には向かないとのこと。

 3Dデータの出力フォーマットはSTL、OBJ、PLY。スタンダードパックの付属品はACアダプタ、USBケーブル、ポインタ、撮影ソフトウェア。フルパックには、合成ソフトウェアや専用ソフトケース、バッテリーも付属する。

[撮影協力:オリオスペック]

Fuel3D SCANIFY