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Intelの最新SoC「Braswell」を搭載したマザーが発売、ASRock製

Bay Trailの後継で実売9千円台から、TDPは6W

(6/6 15:53更新)販売を確認。

 Intelの新たな省電力SoC「Braswell」を搭載したマザーボードが初登場、ASRockから複数のモデルが発売された。

 6日(土)に発売されたのは、Celeron N3150(4コア/4スレッド、ベース1.6GHz/最大2.08GHz、TDP6W)を搭載したmicroATXマザー「N3150M」とMini-ITXマザー「N3150B-ITX」、Celeron N3050(2コア/2スレッド、ベース1.6GHz/最大2.16GHz、TDP6W)を搭載したMini-ITXマザー「N3050B-ITX」で、店頭価格は税込9,180~11,300円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 なお、同日に発売予定だったCeleron N3050を搭載したmicroATXマザー「N3050M」は、13日(土)に発売が延期となっている。

Bay Trailの後継プロセッサ「Braswell」を搭載、対応OSは64bit版Windowsのみ

Braswell搭載
クアッドコアのN3150を搭載
N3150B-ITX(Mini-ITXモデル)
N3150B-ITX(Mini-ITXモデル)
N3150M(microATXモデル)
対応メモリなど
対応OSは64bit版のみ

 Braswellは小型PCやノートPCなどに向けた14nmプロセス製造のプロセッサ。Surface 3にも搭載されるタブレット向けのCherry Trailとは同世代で、また22nmプロセスでBay Trail世代のPentium、Celeronに続く製品となる。

 BraswellでもPentiumとCeleronの名称が採用。最上位のPentium N3700(4コア/4スレッド、ベース1.6GHz/最大2.4GHz)から、最下位のCeleron N3000(2コア/2スレッド、ベース1.04GHz/最大2.08GHz)の計4モデルがラインナップされている。

 2次キャッシュ容量は全モデル2MB。DDR3L対応の2チャンネルメモリインターフェイスや、第8世代Intel HD Graphicsのほか、PCIe 2.0、6Gbps SATA、USB 3.0などのインターフェイスを内蔵する。TDP/SDPはCeleron N3000が4W/3W、他の3モデルが6W/4W。

 ASRockでは今回登場したモデルのほか、最上位のPentium N3700を搭載するmicroATXマザー「N3700M」やMini-ITXマザー「N3700-ITX」、Celeron N3150搭載のMini-ITXマザー「N3150-ITX」の計7製品をラインナップ。

 スロット数は、microATXマザーがPCIe x16×1(x1モードで動作)、PCIe x1×2、DDR3/DDR3L DIMM×2(最大16GB)、Mini-ITXマザーがPCIe x1×1、DDR3/DDR3L SO-DIMM×2(最大16GB)。N3700-ITXとN3150-ITXは、ハーフサイズのMini PCIeスロットも備える。

 なお、従来のマザーボードと異なり、対応OSが64bit版Windowsのみ(Windows 10 64bit/8.1 64bit/7 64bit)となっている点には注意が必要だ。国内代理店のマスタードシードによると「32bit版OSはメーカーではサポートしない」という。

[撮影協力:ツクモパソコン本店ツクモeX.パソコン館]