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最上位なのにコンパクト、「Radeon R9 Fury X」の展示デモが早くもスタート

広帯域メモリ技術「HBM」を採用、ドスパラで実施中

 AMDの新たなハイエンドGPU「Radeon R9 Fury X」が早くも店頭に登場、搭載ビデオカードの動作デモがドスパラ秋葉原本店でスタートした。同GPUは米国時間の16日(火)に発表されたばかり。カードは24日(水)に出荷される予定という。

世界初という広帯域メモリ技術「HBM」を採用、Radeonシリーズの最上位モデル

 Radeon R9 Fury Xは、Radeon R9シリーズの新たなシングルGPU最上位モデルで、世界初という広帯域メモリ技術の「HBM(High Bandwidth Memory)が採用。GPUにメモリを統合することで広帯域を実現するもので、従来のR9 290Xが512bitだったのに対し、R9 Fury Xでは4,096bitに達する。

 また、メモリがGPUに統合されたことで、必要な基板スペースが大幅にカットされ、ハイエンドGPUながらカードの長さが約19cmという省スペース性も実現。省電力性も向上しており、ワットあたりのパフォーマンスは従来の3倍以上という。水冷システムの採用や、GPUの負荷状態を示すLEDメーターを備える点なども特徴。

 このほか、R9 390X/390/380、R7 370/360といったモデルも新たに発表されている。

 店頭のデモ機はアクリル窓付きのケースを採用、ビデオカードの大きさや実際にPCに組み込んだ時の状況を確認することができる。なお、現時点では、同店のデモ機ではWindowsのデバイスマネージャーが表示されているのみで、3Dベンチマークなどは実行されていない。また、来店者がデモ機を操作することはできない。

[撮影協力:ドスパラ秋葉原本店]