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遂に国内発売!ハイエンド構成に最適なMini-ITXケース「NCASE M1」

クラウドファンディングにより誕生したモデル

(7/9 20:50更新)発売が24日に延期。
(7/6 19:34更新)発売日と予価を追記。

 コンパクトサイズでありながら、上位CPUや大型ビデオカード、水冷ラジエーターが搭載可能という米NCASEのタワー型Mini-ITXケース「M1」が近日発売予定だ。昨年末にディラックスタッフが個人的に購入し、ショップに紹介していたモデルだが、この時点では国内販売は未定だった。

 取り扱いを開始するディラックでは24日(金)に出荷予定で、予価は税抜き26,500円。カラーはブラックとシルバーの2色が用意されている。

 なお、当初は17日(金)に出荷の予定だったが、「台風の影響で変更になった」(オリオスペック)とのこと。

クラウドファンディングにより誕生したMini-ITXケース

側面。底面のファンを外してHDDを搭載することも可能。
上から見た様子。写真左上のHDDを外して大型の電源やラジエーターを搭載することも可能。
側面。
上からみた様子。前面のスリットは光学ドライブ用。
前面カバーを外した状態。
写真では見えないが、光学ドライブの後方スペースに2.5インチSSDが搭載されている。
背面。
底面。
側面パネルなど。ドライバレスで着脱可能。
製品パッケージ。

 M1は、本体サイズが高さ250×幅160×奥行き338mmのアルミ製PCケース。対応マザーボードはMini-ITX、Mini-DTX。同社によれば、クラウドファンディング(インターネットでの資金調達)により誕生した製品という。

 コンパクトながら高い収納力を持つのが特徴で、大型パーツとしては長さ12.5インチ(317.5mm)までのビデオカードと、最大240mmサイズの水冷ラジエーターが内蔵できる。フロントパネルの裏面には、スロットイン式のスリム光学ドライブが内蔵可能で、上面にメディアの挿入・取り出しを行なうためのスリットがある。

 底部には2基のケースファンが装備。電源ユニットはATX/SFXタイプに対応する。

 用途に応じてパーツ構成が変えられる柔軟性も特徴。例えば、ラジエーターのスペースに3.5インチドライブを装着したり、光学ドライブのスペースに2.5インチドライブを装着したりできる。底部のケースファンを外し、3.5インチドライブを装着することも可能だ。

 実際に各パーツを内蔵すると、内部スペースの余裕はほとんどなくなるが、冷却性能は高い模様。実際にこのケースを使ってPCを組んだディラックのスタッフによると、ASUS製Mini-ITXマザー「Z87I-PRO」やCore i7-4770、GeForce GTX 680ビデオカード、簡易水冷クーラー、3.5インチHDD、2.5インチSSD、光学ドライブなど、ほぼフル装備の状態で、FF XIVベンチマークが問題なく丸1日動作したという。

[撮影協力:ディラックツクモパソコン本店]