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ハイエンド構成に最適なMini-ITXケース「NCASE M1」が国内販売開始

店頭では水冷パーツを組み込んだデモ機が展示中

(7/23 18:29更新)リザーバの情報を追記。

 コンパクトサイズでありながら、上位CPUや大型ビデオカード、水冷ラジエーターが搭載可能という米NCASEのタワー型Mini-ITXケース「M1」の国内販売が遂に始まった。

 カラーはブラックとシルバーの2色で、店頭価格は税込28,620~28,950円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。発売にあわせて、ツクモパソコン本店はシルバー、ツクモeX.パソコン館はブラック、オリオスペックは水冷パーツを組み込んだシルバーを展示している。

 なお、在庫状況に関しては、各ショップとも少量で、「来週も入荷の予定だが、その後は未定」(ショップ)だという。

クラウドファンディングにより誕生したMini-ITXケース

側面
上から見た様子
側面
上からみた様子。前面のスリットは光学ドライブ用
前面カバーを外した状態
背面
底面
側面パネルなど。ドライバレスで着脱可能
このパネル固定方法はLian Li製ケースでも採用されている
店頭POP
ブラックモデル
製品仕様

 M1は、本体サイズが高さ250×幅160×奥行き328mmのアルミ製PCケース。対応マザーボードはMini-ITX、Mini-DTX。同社によれば、クラウドファンディング(インターネットでの資金調達)により誕生した製品だという。

 コンパクトながら高い収納力を持つのが特徴で、大型パーツとしては長さ12.5インチ(317.5mm)までのビデオカードと、最大240mmサイズの水冷ラジエーターが内蔵できる。フロントパネルの裏面には、スロットイン式のスリム光学ドライブが内蔵可能で、上面にメディアの挿入・取り出しを行なうためのスリットがある。

 底部には2基のケースファンが装備。電源ユニットはATX/SFXタイプに対応する。

 用途に応じてパーツ構成が変えられる柔軟性も特徴。例えば、ラジエーターのスペースに3.5インチドライブを装着したり、光学ドライブのスペースに2.5インチドライブを装着したりできる。底部のケースファンを外し、3.5インチドライブを装着することも可能だ。

 また、天板、前面パネル、側面パネルはドライバレスで着脱が可能。パネルの固定方法は、パネルの裏面にあるピンをシャーシ側にはめ込むタイプ。似たような固定方法はLian Li製のPCケースが多く採用している。

 なお、今回発売されたM1は、バージョンが「V4.0」のモデル。ツクモパソコン本店によると「昨年末に紹介した時のモデルと比較すると、ファンフィルターが追加されたなどの変更点がある」とのこと。

専用の水冷パーツも発売、展示デモ中

水冷パーツを組み込んだ状態

 ケースの発売にあわせて、オリオスペックでは、FrozenQブランドのNCASE M1用リザーバを販売中。ケース背面のファン固定部に取り付けるタイプで、カラーはブラックとホワイトの2色。価格は税込11,700円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 店頭では、ケースにリザーバを装着した状態で展示デモ中。

[撮影協力:ツクモパソコン本店ツクモeX.パソコン館オリオスペック]