ニュース

SSDをキャッシュにしてPCを高速化するキットが発売

「OS活してSSD de 高速化」、OSの再インストール不要

 SSDをキャッシュとして使用し、PCを高速化するというキット「OS活してSSD de 高速化(CIF-HBC25MS)」がセンチュリーから発売された。店頭価格は税込6,460円前後。SSDは別途用意する(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

OSの再インストールをせずにPCを高速化、PCIe x1接続の拡張カードとOS高速化ソフトで構成

 キットの主な内容は、PCIe x1接続の拡張カードと、OS高速化ソフト「HybriDisk」が収録されたCD-ROMの2つ。カードには6Gbps SATAポートとmSATAスロットが搭載されており、別途用意した2.5インチSSDまたはmSATA SSDを取り付け、そのカードをマザーボードのPCIeスロットに装着する。

 HybriDiskは、前述のSSDをキャッシュとして利用し、OSを高速化するソフト。HDDのデータをSSDにキャッシングすることにより、リード速度を高める仕組みで、OSやソフトの起動、Webサイトの表示を高速化する。具体的には、Windows 7 Ultimate 64bitの起動時間が140秒から46秒に短縮するという。

 OSの再インストールなどをせずに、比較的簡単にPCが高速化できるのがメリット。同社曰く、「PCの動作が重いと感じる人」「面倒な設定・改造をせずにPCの性能をアップしたい人」などに向いているとのこと。

 ただし、機能が有効なのはシステムドライブ(Cドライブ)のみで、データドライブには使用できないほか、マルチブート環境には対応しない。また、ライト速度は向上しない。

 必要なSSDの容量は、「PCに搭載しているメモリの2~4倍程度」とされている。使用可能なSSDは、2.5インチタイプが厚さ5~9.5mmで5V動作のもの、mSATAタイプが標準サイズ(50.95×30mm)で3.3V動作のもの。なお、2.5インチSSDは、底面にネジ穴がないタイプは取り付けられないとのこと。

 カードサイズは高さ80×奥行き138mm(突起部を除く)。対応OSはWindows 8.1/8/7/Vista。付属品は2.5インチSSD固定用ネジ(4本)、マニュアルなど。

[撮影協力:ツクモeX.パソコン館]