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ワークステーション用だけどゲームやOC機能も搭載したX99マザーが登場

ASUSの「X99-WS/IPMI」、独自CPUソケット採用

 ワークステーション用マザーながら独自CPUソケットやゲーム向け機能を搭載したASUSの「X99-WS/IPMI」が発売された。店頭価格は税込66,200円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

SN比109dBのサウンドやIntel製チップによる「Turbo LAN」を搭載、冷却重視のレイアウト

 X99-WS/IPMIはIntel X99チップセットを搭載したマザーボード。ワークステーション・データセンター向けを謳う製品だが、オーバークロックに向けたLGA2011-v3互換の独自CPUソケット「OC Socket」が採用、「CPUやDDR4メモリを限界までOCできる」とアピールしている。

 ゲーム向け機能も充実しており、5基のPCIe x16スロットにより3-WayまでのSLI/CrossFireXをサポートするほか、SN比109dBを公称するサウンド機能「Crystal Sound 2」や、最高1.45倍の性能アップが可能というIntel製チップによるGigabit Ethernet「Turbo LAN」などが搭載されている。

 冷却重視のレイアウトも特徴。CPUソケットの隣に、ヒートパイプとフィンを組み合わせたVRMクーラーがあり、それらの両脇にDIMMスロットを4基ずつ(計8基)並列するという配置で、CPUソケットからI/Oパネル部に向けて風を送ると、各コンポーネントを効率的に冷却できるという。

 対応CPUはCore i7シリーズ、Xeon E5-1600/2600 v3シリーズ。メモリはDDR4-3200まで対応し、搭載可能な最大容量は128GB。ECC付きメモリ、Registeredメモリにも対応する。

 主な搭載機能・インターフェイスはVGA(Aspeed AST2400、VRAM 32MB)、Gigabit Ethernet(2ポート、Intel I210-AT)、Management LAN、6Gbps SATA、SATA Express、M.2、USB 3.0、8チャンネルサウンド(Crystal Sound 2)。

 なお、VGA端子はI/Oパネル部にはなく、機能を使用する際は付属のVGAブラケットをピンヘッダに接続する。

 また、基板サイズはATXだが、ネジ穴の位置はSSI EEBマザーと同一で、ATXマザーとは位置が異なるので注意が必要。

[撮影協力:ツクモパソコン本店II]