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RaspberryPiで制御できるUSB音源モジュールが発売

評価ボードセット

 Raspberry Piなどで制御できる音源モジュールがビット・トレード・ワンから登場、モジュールと評価ボードのセット「ADSU01TB」が販売中だ。店頭価格は税込4,950円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 なお、このほか音源モジュール単体の「ADSU01」が用意されている。こちらの価格は税込2,900円前後。

サンプリング周波数約40kHz、量子化ビット8bitの音源を搭載した小型モジュール

組み込み機器で効果音を鳴らす
製品パッケージ
音源再生モジュールの仕様
評価ボードの仕様
評価ボード側面
評価ボード裏面
製品仕様
デモの様子

 ADSU01は、サンプリング周波数約40kHz、量子化ビット8bitの音源を搭載した小型モジュール。基板に20の入出力ピンが装備されており、ArduinoやRaspberry Piといったボードコンピュータなどと組み合わせて、音声の再生や停止などの制御が行なえる。

 基板には、音声データ転送用のMini USB端子(USB 2.0)が搭載。Windows PCとUSB接続し、専用ソフトを用いてデータを転送する。データはモジュール上のフラッシュメモリに保存される。

 専用ソフトは、フリーの音声編集ソフト「Audacity」をベースとしており、音声の切り出しやフェードイン、フェードアウトなどのエフェクト処理も可能という。対応フォーマットはMP3、WAV、AIFF、OGG、FLAC。ソフトは同社のWebサイトから入手する。

 モジュールのサイズは幅17.8×奥行き39.3×高さ15mm。重量は約5g。電源(5V)はUSBまたはピン経由で供給する。

 ADSU01TBは、そのADSU01と、モジュールを評価するためのボードをセットにしたもの。ボードには4個の再生ボタン(音声1~4)や停止ボタン、音量調節ダイヤル、スピーカー端子などが搭載されており、ボードコンピュータなどがなくても音声プレイヤーとして使用できる。スピーカーと電源は別途用意する。

 ボードのサイズは幅75×奥行き72×高さ19mm。重量は約45g。

[撮影協力:三月兎1号店]