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DDR4/DDR3メモリ両対応のSkylakeマザーがASRockから登場

 DDR4とDDR3の両方のメモリに対応したSkylakeマザーが登場、ASRockの「B150M Combo-G」が発売された。両方の同時使用はできないが、ニーズに応じて使い分けられるのはメリット。店頭価格は税込11,860円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

DDR4用とDDR3/DDR3L用のメモリスロットを各2基搭載、同時利用は不可

 B150M Combo-Gは、Intel B150チップセットを搭載したmicroATXタイプのLGA1151マザーボードで、DDR4メモリとDDR3/DDR3Lメモリのそれぞれに対応したDIMMスロットを備えているのが特徴。

 Skylakeこと第6世代のCoreシリーズCPUには、もともとDDR4とDDR3の両方をサポートするメモリコントローラーが内蔵されていたが、実際に2種類のDIMMスロットを持つマザーが発売されたのは初めてだ。

 スロットの数は、DDR4用とDDR3/DDR3L用が各2基で、計4基を備える。両方のメモリを同時に使うことはできないものの、いずれDDR4メモリを購入する予定だが、とりあえず今は手持ちのDDR3メモリを使いたい、といった人には特に有用だ。最大対応容量は、どちらのメモリを使用した場合でも32GB。

 なお、両方のメモリを同時に装着すると、マザーとメモリが破損する可能性があるとされているので注意が必要。

 電源回路は6フェーズデザイン。高密度のガラス繊維基板や、静電気から保護するというI/Oパネル部のカバー「I/O Armor」の採用により、安定性と信頼性を実現したとしている。

 湿気によってマザーが破損するのを防ぐという除湿機能を備えているのもユニーク。機能を有効にすると、システムがスタンバイ(S3)または休止(S4)の状態に移行した後も、除湿を行なうために自動的に電源がONになるという。

 拡張カードスロットはPCIe x16×2(1基はx4モード、Quad CrossFireXサポート)、PCIe x1×1。PCIe x1スロットは、エッジのない「Flexible PCIe」タイプが採用されている。

 主な搭載機能・インターフェイスはHDMI、DVI-D、VGA、Gigabit Ethernet(Intel I219V)、6Gbps SATA、SATA Express、USB 3.0、PS/2、7.1チャンネルサウンド。

[撮影協力:ドスパラパーツ館ツクモパソコン本店]