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デュアルOS仕様のNASがQNAPから登場、Androidアプリが動作
マウスやキーボード、リモコンで操作、Google Playにも対応
(2015/11/12 22:05)
Androidも搭載したデュアルOSのQNAP製NAS「TAS-x68シリーズ」が発売された。2TB HDD 1基を搭載した「TAS-168」と、2基の2TB HDDをRAID 1構成で搭載した「TAS-268」の2モデルで、店頭価格は順に税込42,800円前後、税込57,800円前後(詳細は「今週見つけた主な新製品」参照のこと)。
NAS向けOS「QTS」とAndroid 4.4を搭載、Google Playにも対応
TAS-x68シリーズは、デュアルコアのARM v7プロセッサ(1.1GHz)や2GB DDR3メモリ、4GBフラッシュメモリを搭載したGigabit Ethernet対応NAS。あらかじめ3.5インチの2TB HDDが組み込まれており、初期設定を行なうだけで使い始めることができる。採用HDDはSeagate製の「ST2000VN000」。
ユニークなのは、QNAPのNAS OS「QTS」に加え、Android 4.4を搭載している点で、本体を液晶テレビなどとHDMIで接続し、Android端末として使用できる。Googleアカウントの同期・バックアップや、Google Playでのアプリの入手も可能。
また、国内代理店のテックウインドによれば、「Android側からはQFile、QvideoなどのQNAP独自アプリにより、ローカルアドレス宛でNASのデータ領域にアクセスできる」という。Androidの画面やアプリは、付属のワイヤレスリモコンや、別途用意したUSBキーボード・マウスで操作できる。ただし、リモコンでは、アプリのデザインによって、使用が制限される場合があるとのこと。また、Bluetoothデバイスには対応しない。
このほか、4Kコンテンツの再生に対応している点も特徴。
本体サイズは、TAS-168が高さ187.7×幅60×奥行き125mm、TAS-268が高さ187.7×幅90×奥行き125mm。TAS-268はRAID 0、JBOD、シングルディスク構成にも対応する。
外部インターフェイスはGigabit Ethernet、HDMI、USB 3.0(前面×1)、USB 2.0(背面×4)。HDMI出力機能については、4K動画(H.265)の再生が可能とされている。電源はACアダプタを使用する(TAS-168は36W、TAS-268は60W)。
付属品はACアダプタ、電源ケーブル、LANケーブル、ワイヤレスリモコン(RM-IR003)。
[撮影協力:ツクモeX.パソコン館とツクモパソコン本店IIとオリオスペック]