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AMDの新たな上位「Radeon R9 380X」が登場、実売37,000円前後

 AMD製GPUの新たな上位モデル「Radeon R9 380X」を搭載したビデオカードが登場、20日(金)から店頭販売される見込みだ。

 19日(木)時点でショップへの入荷を確認した製品は、PowerColor(Tul)の「AXR9 380X 4GBD5-PPDHE」と、玄人志向の「RD-R9-380X-E4GB」の2製品で、店頭価格は税込36,700~37,800円前後(詳細は「今週見つけた主な新製品」参照のこと)。

 このほか、近日中にGIGABYTEの「GV-R938XG1 GAMING-4GD」と、SAPPHIREの「NITRO R9 380X 4G GDDR5 PCI-E」が発売される予定。

Radeon R9 300シリーズの上から3番目のグレード、メモリは最大4GB

 Radeon R9 380Xは、28nmプロセス・GCNアーキテクチャGPUであるRadeon R9 300シリーズGPUの新モデル。シリーズの全4モデル中で上から3番目のグレードとなる。

 下位のR9 380と同じく、最大4GB対応の256bit GDDR5メモリインターフェイスを備えるが、SP数が1,792→2,048などとスペックが向上。電源仕様は変わらず、外部電源端子は6ピン×2を搭載する。

 GPUクロックとメモリデータレートは、カードメーカー毎に異なる。前述の4製品で最も高いのはSAPPHIRE製品で、GPU 1,040MHz、メモリ 6,000MHz。また、「STANDARDシリーズ」とされた玄人志向の製品はGPU 1,020MHz、メモリ5,900MHz、GIGABYTE製品はGPU 980MHz、メモリ5,700MHzとなっている。

 冷却システムについては、独自デザインを採用する製品もあり、GIGABYTEが「WINDFORCE 2X」を、SAPPHIREが「Dual-X」を搭載。4製品ともファンは2基で、カードの厚さは2スロット分になっている。

[撮影協力:パソコンショップ アークドスパラパーツ館ツクモeX.パソコン館ツクモパソコン本店]