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最上位Core i7は実売20万円超え、Intelの最新CPU「Broadwell-E」が発売

10コア/20スレッドの「Core i7-6950X Extreme Edition」など計4モデル

 開発コード名「Broadwell-E」の新たなLGA2011-v3対応CPUがついに発売、最多で10コア/20スレッドのCore i7シリーズが発売された。

 販売を確認したのは計4モデルで、最上位モデルのCore i7-6950X Extreme Edition(10コア/20スレッド、クロック3GHz/ターボ時3.5GHz、キャッシュ25MB)のほか、Core i7-6900K(8コア/16スレッド、3.2GHz/3.7GHz、20MB)、Core i7-6850K(6コア/12スレッド、3.6GHz/3.8GHz、15MB)、Core i7-6800K(6コア/12スレッド、3.4GHz/3.6GHz、15MB)。店頭価格は税込53,780~209,790円前後。

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 最上位であるCore i7-6950X Extreme Editionの製品パッケージは、下位の3モデルと異なり、ブラックを基調とした高級感のあるデザインと質感になっている。

Haswell-Eに続く、IntelのデスクトップPC向けハイエンドプラットフォーム

 Broadwell-Eは、IntelのデスクトップPC向けハイエンドプラットフォームであるLGA2011-v3対応の最新CPU。ハイエンドプラットフォームのCPUでは、2014年8月に登場した第5世代のHaswell-Eに続く、6世代目の製品だ。

 現行世代としては、先に登場しているサーバー・ワークステーション向けCPUのBroadwell-EP(Xeon E5 v4ファミリー)と並ぶ。製造プロセスは14nmで、DDR4対応の4チャンネルメモリコントローラーを内蔵する。

 Haswell-Eとの比較では、最上位モデルのスペックが8コア/16スレッドから10コア/20スレッドへと強化。他にも、キャッシュ容量が20MB→25MB、対応メモリがDDR4-2133→DDR4-2400などと向上している。TDPは従来同様の140W。

 CPUソケットや対応チップセット(Intel X99)は従来と同じで、Haswell-E向けに発売されたLGA2011-v3マザーも、対応BIOSにアップデートすることでBroadwell-Eを搭載できるようになる。Broadwell-E対応を謳うマザーも既に発売されているので、新規のPCを組む人もパーツ選びで困ることはないだろう。

 GPUが内蔵されていない点や、PCIe 3.0インターフェイスのレーン数がモデルによって異なる点も従来同様。今回の4モデルでは、Core i7-6950X/6900K/6850Kは40レーンだが、Core i7-6800Kは28レーンと少ないため、特にCrossFireやSLIでマルチGPU環境を構築する人は要注意だ。

[撮影協力:ツクモパソコン本店ツクモeX.パソコン館BUY MORE秋葉原本店]