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ThunderboltのPCIe拡張ボックスが発売、ディジーチェーン&複数台接続も可

(12/13 26:00更新)Windows環境での動作検証を追記

 ThuderboltでPCI Expressスロットを拡張できる外付けユニット「ExpressBox 3T」がMagmaブランドから発売された。国内発売元はELSAで、実売価格は129,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 なお、サポートOSはMacのみ。Windowsでの正式サポートはないようだが、Webで公開されているマニュアルにも、なぜか「Windows」という項目がある。また、PC DIY SHOP FreeTではWindows 7とIntelのNUCキットで動作を確認したとのこと。

Thunderbolt接続のPCIe拡張ボックスディジーチェーン&複数台接続も可

Windows 7での動作検証の様子(PC DIY SHOP FreeTにて)

 この製品は、Thunderboltで接続するPCI Express 2.0の外付けスロット。

 本体にはPCI Express x8スロットが2本、PCI Express x4スロットが1本用意されており。最大で3スロットを利用できる。x8スロットの1本はエッジフリー仕様になっており、このスロットはPCI Express x16スロットも利用可能。

 また、Thunderboltはディジーチェーンにも対応、コネクタも2個用意されている。ただし、ホットプラグに対応するかどうかは不明。また、FAQには「Thunderboltの帯域(10Gbps)を考慮する必要はあるが、ExpressBox 3Tをディジーチェーン接続することもできる」とされている。

 搭載電源は250W。筐体はアルミ製で、筐体前面にファンを1個備えるほか、拡張スロット部分に取り付けるブロワーファンも1個同梱されている。

 なお、対応カードについては「ビデオカードは利用できないと聞いている」(販売しているオリオスペック)そうなので要注意。それ以外のカードは「特にストレージ系カードをMacでテストしたが、サポートリストに載っていないものでも問題なく利用できた」(同)とのこと。また、Windows環境でテストしたPC DIY SHOP FreeTによると、「LANカードとビデオカードで試したが、LANカードは利用できた」そう。ビデオカードについては
「リソースが不足している」旨のメッセージが出て利用できなかったという。

 付属品は先述のブロワーファンなど。Thunderboltケーブルは別売だが、オリオスペックではサービス品として添付して販売中。

[撮影協力:オリオスペックPC DIY SHOP FreeT]

ExpressBox 3T Magma