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Thunderbolt接続のPCIe外付けアダプタが登場

x2スロットを利用可能

 ThunderboltポートにPCIeカードが接続できるようになるというBplus Technologyのインターフェイス変換基板「TH05」が登場した。オリオスペックでは、白色のThunderboltケーブルが付属するモデル「TH05-100W」が販売中だ。実売価格は21,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 ただし、製品情報では「テストサンプル」とされており、同店も「あくまで検証用で、自分でテストできる人向け」としている。

ThunderboltをPCIeスロットに変換

DIY BOX(PE4L)上に変換基板を設置した状態

 TH05は、ThunderboltをPCI Express 2.0に変換する基板。基板上にはThunderboltポートとPCIeスロットが各1基搭載されており、ノートPCでもThunderboltポートがあればPCIeカードを外付けできるようになる。

 搭載されているPCIeスロットは、形状がx4、レーンがx2。スロットはいわゆるエッジフリータイプで、x8やx16形状のカードも装着できる。また、PCIeカードに供給可能な電力は最大75Wとされている。

 PCIeカードの対応製品リストなどは用意されていないが、WebサイトにあるPDFマニュアルでは、USBインターフェイスカードやビデオカードの使用例が紹介されている。

 ビデオカードの例は、TH05にRadeon HD 7700カードを、マザーにGeForce GTS 250カードをそれぞれ装着し、同時使用するというもの。両方が正常に認識されたWindowsのデバイスマネージャの画面も掲載されている。

 また、同店は「Mac OS環境でテストしたところ、ArecaのRAIDカードが動作することを確認した」としている。TH05自体のドライバは不要という。また、基板上にはPCIeモード切り替えスイッチ(x1モードとx2/x4/x8/x16モードの2種類)と、ディレイ切り替えスイッチ(無効、500ms、6.9sの3種類)が用意されている。

 本体サイズは65×75×10mm。電源は付属基板「SWEX」を介してATX電源を接続する。ちなみにこの電源制御基板を併用することで「Thunderboltの電源供給とATX電源を同期してON/OFFできる」(ショップ)とか。

 主な付属品はThunderboltケーブル(1m)、電源供給ケーブル、ATX電源用スイッチ、SWEX用電源制御ジャンパケーブルなど。

 なお、同社は、この基板を置くケースとして同社製の「DIY BOX(PE4L)」を挙げているが、同店によれば「基板をマウントする穴は自分で開ける必要がある」とのこと。

[撮影協力:オリオスペック]

Bplus TH05