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メカニカルなコンパクトキーボードが来週発売、左右にFnキー

 いわゆる「CHERRY MXスイッチ」を採用した幅297×奥行き124mmの小型キーボード「Majestouch MINILA」がFILCOブランド(ダイヤテック)から来週発売される予定だ。

 ツクモパソコン本店ツクモDOS/Vパソコン館パソコンハウス東映では既にサンプル入荷済み。ツクモパソコン本店では青軸モデルの、ツクモDOS/Vパソコン館では茶軸モデルの先行展示も行われている。店頭での予価は不明だが、ダイヤテック・オンラインショップでの価格は11,800円。

 これまでにも、「Majestouch 2」「Majestouch NINJA」など、日本語91キー/英語87キーのテンキーレスキーボードを発売している同社だが、今回は日本語68キー/英語67キーで、より高い省スペース性を実現したのが特徴。

 本体サイズは幅297×奥行き124×高さ40mmと、PFUのHappy Hacking Keyboard(PD-KB420W・Bは幅294×奥行き110×高さ40mm)に非常に近い。

 コンパクトな反面、F1~F12キーや「Insert」キーなどはFnキーとの組み合わせで入力しなければならないが、Majestouch MINILAではスペースキーの両脇に1個ずつFnキーを配置することで操作性を高めている。

 同社は「Fnキーが左右にあるので右利き、左利きを問わない」「親指にFnキーの操作を割り当てたことで、ホームポジションを崩すことなく打鍵できる」と、2個のFnキーによるメリットをアピールしている。

 また、Fnキーとの組み合わせで、E/D/F/Sキーでカーソルキー入力が、「;」キーで「Back space」入力が行なえるという機能も装備。同社によれば「この操作をマスターすれば、更なる高速入力が可能」という。

 なお、日本語キータイプの場合は、「E/J」(Fn+Escキー)や「Delete」(Fn+右Shift)もFnキーとの組み合わせで入力する必要がある(DIPスイッチで変更可能)。

 本体裏面には、キーコードを変更できるDIPスイッチを装備。「Caps Lock」キーと左Ctrlキーの入れ替えや、右Shiftキーと「Delete」キーの優先順位の入れ替え(日本語キータイプのみ)、左右Fnキーのスペースキーへの変更などができる。

 キースイッチはCHERRY MXシリーズを採用。英語/日本語キータイプともに、いわゆる茶軸、黒軸、青軸、赤軸の4モデルがラインナップされている(計8モデル)。キーピッチは19mm、キーストロークは4mm±0.5mm。日本語キータイプでのかな刻印はなし。

 PCとの接続インターフェイスはUSB 2.0で、USBケーブルは着脱が可能。本体奥の側面には、USBマウスなどが接続できる「USBパススルーポート」が装備されている。

 付属品はUSBケーブル(長さ1.8m)、交換用キー、キー引き抜き工具など。

[撮影協力:ツクモパソコン本店パソコンハウス東映]

FILCO Majestouch MINILA