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DTCP+対応のNASが初めて発売、ネット越しに番組再生

 外出先から録画番組を再生できる「DTCP+」に初めて対応したNAS、アイ・オー・データ「RECBOX +REMOTE(HVL-Aシリーズ)」が発売された。

 発売されたのは容量2TBモデル「HVL-A2.0」、3TBモデル「HVL-A3.0」、4TBモデル「HVL-A4.0」の3種類。実売価格は24,800円~46,300円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)

インターネット経由で番組配信できる「DTCP+」をサポート

 RECBOX +REMOTEはGigabit Ethernet接続の外付けHDD。同社の録画用NAS「RECBOX」の新モデルであり、著作権保護方式のDTCP-IPの最新版となるDTCP-IP 1.4に対応しているのが最大の特徴だ。

 DTCP-IP 1.4では、インターネット経由で著作権保護付きコンテンツを配信できる「DTCP+」がサポート。外出先からネットを通じて、自宅のレコーダー内の録画番組などが再生可能となる。

 再生用のクライアントソフトは「DiXiM Digital TV 2013 for I-O DATA」を無償提供(要ダウンロード)。同ソフトをインストールしたPCからネット経由でRECBOX +REMOTEにアクセスし、コンテンツを再生できる。ただし、外出先から再生するには「あらかじめコンテンツを圧縮するなどして外出先の回線速度に合わせておく必要がある」という。また、外出先から2台以上のPCで同時に再生することはできないとのこと。

 再生を行なうPCに、HDCP対応ディスプレイを組み合わせる必要があるのは従来同様。RGB(アナログ)接続や、HDCP非対応のDVI接続などのディスプレイでは再生できないとしている。

 このほか、「nasne」から録画番組をダビングできる「ダウンロードムーブ機能」や、スマートフォンやタブレットからムーブ・ダビング操作が行なえる機能も搭載。省電力機能としては「スタンバイモード」を搭載。チューナー併用時に、一定時間チューナーからのアクセスがない場合に内蔵HDDの回転を自動停止、消費電力を抑える。消費電力は通常8.8W、スタンバイモード時5.1Wとしている。

 本体サイズ(約)は幅215×高さ40×奥行き183mm(突起部を除く)。対応OSはWindows 8/7/Vista/XP。付属品はLANケーブル、ACアダプタなど。

[撮影協力:ツクモパソコン本店II]

アイ・オー・データ RECBOX +REMOTE