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スマホやゲーム機をワイヤレスで充電、自作パーツキットが販売中

送電/受電モジュールのみ、コネクタ類は別途必要

 スマートフォンやゲームコントローラー、USB機器などをワイヤレス充電に対応化させるというパーツキットが登場、「MP268 FR4 DIY Wireless Power Supply」が三月兎2号店で販売中だ。

 製品は基板などがむき出しの状態で、充電する機器とのインターフェイスははんだごてなどで自作する必要がある。実売価格は2,240円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

PlayStation 3コントローラーやiPhoneなどの充電が可能

利用イメージ
製品パッケージ

 この製品は、DC 9~12V/1A入力をDC 2~6V出力(最大1,000mA)に変換し、ワイヤレスで送ることができるという送電キット。送電可能距離は2~10mmで、充電完了時に自動的にスタンバイモードへ移行する機能も備えているという。

 キットの内容は、送電モジュール、受電モジュール、英語マニュアルの3点。

 モジュールは手のひらに収まる小さなものだが、送受電部や基板、ケーブルなどがむき出しになっているほか、電源ケーブルには端子が付いておらず、外装のケースや、充電する機器などと繋ぐためのインターフェイスは自作しなければならない。

 用途については、送受電モジュールのそれぞれにUSB端子を取り付け、USB充電をワイヤレス化する、といった例が考えられる。この場合は、モジュール-USB端子の変換基板などを自作する必要がある(ただし、実際にUSB充電に利用できるかどうかは未確認)。

 端子や基板などのパーツは秋葉原の電子パーツ店でも容易に入手できるが、インターフェイスの自作にははんだごてなどを使った作業も伴うため、かなりハードルの高い製品と言えそうだ。

 なお、付属の英語マニュアルでは、PlayStation 3/Wii/Xbox 360コントローラやニンテンドーDSi、iPhone、電気シェーバー、MP3プレイヤーなど、様々な機器の充電が可能とされている。

 ※9/13更新:DC入出力の値と送電可能距離に誤りがあったため修正しました。お詫びして、訂正いたします。

[撮影協力:三月兎2号店]