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旧万世橋駅がオシャレ系商業施設としてオープン

中央線が間近に見える「プラットホーム」も

 旧万世橋駅に、JR東日本の商業施設「マーチエキュート神田万世橋」が14日(土)にオープンした。

 中央線を間近で見られるユニークな展望デッキや、万世橋駅の階段などの遺構も公開されている。

旧万世橋駅を利用した商業施設

2013プラットホームからの眺め

 マーチエキュート神田万世橋は、1943年に閉業した万世橋駅を利用した地上2階の商業施設。

 1階では飲食、雑貨、ファッションなどの常設ショップが営業。職人やクリエイターなどによる製品が期間限定で紹介されるイベントスペースもあるほか、神田川に面する北側には、オープンデッキも設置されている。

 また、万世橋駅の歴史などを紹介したり、周辺地域に関する書籍やグッズなどを販売したりするライブラリーもあり、10月以降には万世橋駅のジオラマを公開する予定という。

 ユニークなのは、2階にある「2013プラットホーム」。万世橋駅のホームを展望カフェデッキとして整備したもので、行きかう中央線の上り・下りの電車を窓越しに間近で見られるという、一風変わった空間だ。

 そして、1階と2階とを繋ぐ2つの階段「1912階段」「1935階段」は、万世橋駅や鉄道博物館(後の交通博物館)の遺構でもある。名前の数字は造られた西暦で、前者は駅開業時の1912年のものだ。

 なお、階段が一般に公開されるのは、1912階段が、駅の閉業以来初めてで70年ぶり、1935階段が、交通博物館営業時の2006年の限定公開以来で7年ぶりという。