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「Socket FM2+」搭載マザーが初登場、次期APU「Kaveri」にも対応

AMDプラットフォームでもPCIe 3.0が利用可能に

 AMDの次期APU「Kaveri」にも対応したSocket FM2+マザーが初登場。GIGABYTEのゲーミングモデル「G1.SNIPER A88X」やUltra Durable 5 Plus準拠の最上位版「GA-F2A88X-UP4」、下位モデルの「GA-F2A88X-D3H」が発売された。

 Socket FM2との互換性があり、現行のRichlandなども搭載できる。実売価格は順に12,980円前後、13,980円前後、10,980円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

Kaveriとの組み合わせでPCIe 3.0が利用可能

 これらの製品はは、Kaveriに対応したCPUソケットのSocket FM2+と、新チップセット「AMD A88X」を搭載したマザーボード。

 Kaveriは、AMDが「2013年末までに投入する」としている新CPUで、PCI Express 3.0を新たにサポートする見込み。今回のマザーボードと組み合わせることで、PCI Express 3.0が利用できるようになる。

 そのKaveri対応がうたわれた「Socket FM2+」は従来のSocket FM2と互換性があり、RichlandやTrinityといった既存のSocket FM2版CPUも利用可能。

 発売された製品のうち、ゲーミングモデルとしてアピールされているG1.SNIPER A88Xは、同社のゲーム向けブランド「G1-Killer」シリーズの製品で、同社の品質基準「Ultra Durable 4 Plus」に準拠した耐久性を持つほか、ニチコン製オーディオ向けコンデンサやノイズガード設計などによる高品位サウンド、ノイズを通常の半分に抑えたというUSB DAC向けUSBポートの装備などがうたわれている。オペアンプが交換できることや、USBやLANのコネクタを静電気から保護する設計、1ポートごとにヒューズが用意されたUSBポートなどもウリ。

 スロット数はPCIe x16×2、PCIe x1×3、PCI×2、DDR3 DIMM×4(最大64GB)。主な搭載インターフェイス・機能はHDMI、DVI-D、VGA、Gigabit Ethernet、6Gbps SATA(8ポート)、RAID 0/1/5/10/JBOD、USB 3.0(I/Oパネル部2ポート、ピンヘッダ2ポート)、7.1チャンネルサウンド。

GA-F2A88X-UP4
GA-F2A88X-D3H

 同時に発売された「GA-F2A88X-UP4」はUltra Durable 5 Plus準拠の高耐久モデルで8ポートものUSB 3.0を搭載(I/Oパネル部4ポート、ピンヘッダ4ポート)。下位モデルの「GA-F2A88X-D3H」は、背面コネクタ構成や拡張スロット構成が異なる廉価版となっている。

[撮影協力:ドスパラ秋葉原本店パソコンショップ アークツクモパソコン本店]

GIGABYTE G1.SNIPER A88X