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金属フィンの高速14cmファンが登場、1,600rpm、
フィンは約0.5mm厚、触ると危険?

 金属製のブレードを用いた高速14cmファン「Vortex Fan Aluminum Series」がProlimatechから発売された。

 プラスチック製に比べブレードが鋭く、扱いには要注意だ。内蔵LEDがレッドとグリーンの2タイプがあり、実売価格は各2,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

0.5mm厚のアルミフィンを採用した14cmファン

フィンの切っ先はファンガード側にある
フィンの厚みは約0.5mm
ファンガード側
ファンガードを外した状態
P-Q特性の比較(青色がプラスチック製のフィン)

 一般的なPC用ファンではプラスチック製のブレード(羽根)が使われているが、この製品ではアルミを採用。同社は「高精度のアルミで形成された超薄型ブレードにより、比類なきエアフローを生み出す」「低いノイズレベルで非常に優れた風力を発生させる」などと、アルミ製ブレードによるメリットをアピールしている。

 また、同社によれば、同じサイズのプラスチック製ブレードのファンに比べ性能が高く、プラスチック製の同社製品「Blue Vortex 14」より優れたP-Q特性(静圧-風量特性)を持つとしている。

 ただし、プラスチック製に比べブレードが鋭いため、動作中に手で触れたりすると怪我をする可能性が高いだろう。ブレードの厚さは実測で約0.5mm。

 本体の片面にはファンガードが付いており、エアはファンガード側からファンガードのない側に流れる構造。つまり、フィンの切っ先はファンガード側にあるため、ファンガードのない側からフィンに触れても直接切っ先に当たることはない。こうした安全策はあるものの、やはり指先などが触れないように注意したほうが良いだろう。

 本体サイズは140×140×25mm。ファン速度は1,600rpmで、付属の2種類の電源ケーブルを併用することで速度を1,200rpm、900rpmに設定できる。各速度でのエアフローは127CFM、100CFM、65CFM、ノイズレベルは28dB、20dB、15dBA。

[撮影協力:OVERCLOCK WORKS]

Prolimatech Vortex Fan Aluminum Series