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SeagateのSSDに第2弾、データセンター向けのハイエンド品

保証期間は5年間

 Seagate製SSDのエンタープライズ向け製品「600 Pro SSD」が発売された。高い耐久性と低TCOがうたわれているほか、保証期間が5年と長いのが特長。

 販売されているのは、容量が100GB、120GB、200GB、240GB、480GBの5モデルで、実売価格は18,980円~57,750円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。なお、このほか400GBモデルがある(全6モデル)。

耐久性と性能の高さがウリ

 600 Pro SSDは、データセンターやクラウドサーバーなどの用途に向けた2.5インチ/7mm厚SSDで、先々週に登場したノートPC向けモデル「600 SSD」以上のシーケンシャルアクセス性能と耐久性がうたわれている。

 公称のシーケンシャルアクセス性能(最大値)を600 SSDと比較すると、リード500MB/→520MB/s、ライト400MB/s→450MB/sとアップ。

 ただし、ランダム4KBアクセス性能(最大値)については、リードは80,000IOPS→85,000IOPSとアップしているが、ライトは480GB/240GBモデルの場合で11,000IOPS、400GB/200GBの場合で30,000IOPSと、600 SSD(70,000IOPS)より低い。

 同社によれば、これは600 Pro SSDが持つ「作業負荷I/Oレベルに基づいて消費電力を自動調整する」機能によるものという。600 Pro SSDでは、TCO(Total Cost of Ownership、システム維持などに必要な総コスト)の削減に主眼が置かれており、同社は「エネルギーコストを削減しつつ、ワットあたりのIOPS値を最大化する」としている。

 一方、耐久性は高く、600 SSDの保証期間内(3年間)の最大ライト量は72TBだが、600 Pro SSDの保証期間内(5年間)の最大ライト量は、200GBモデルの場合で520TB(参考値:単純3年間換算で312TB)で、400GBモデルに関しては1,080TB(同648TB)という高い数値がうたわれている。

 ただし、240GBモデルは134TB(同80.4TB)で、120GBモデルに関しては24TB(同14.4TB)と非常に低い。

 搭載NANDフラッシュはMLCタイプ。インターフェスは6Gbps SATA。本体サイズは高さ7×幅70.1×奥行き100.45mm、重量は100g。

[撮影協力:パソコンショップ アーク]

Seagate 600 Pro SSD