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OS別売、自作志向?なWindowsタブレットが発売

SSDはmSATA、CPUはIvy版Celeron、BIOS画面も表示OK

 OS別売で要インストール、CPUはIvyBridge版CeleronというユニークなWindowsタブレットが12月1日(日)に発売予定だ。

 発売が予告されているのは、テックウインドの11.6インチモデル「C22L」で、予告ショップはツクモパソコン本店。同店の予価は46,980円。

64bit版Windows 8.1に対応したタブレット裏蓋は開けられず?

 C22Lは11.6インチディスプレイ(1,366×768ドット)やCeleron 1007Uなどを搭載したタブレット端末。ユニークなのは、OSがプリインストールされておらず、ユーザー自身が導入することになっている点。

 Windowsタブレットは、Atomベースの8インチモデルなら4万円前後から存在するが、そうした製品は無論「Windowsインストール済み」。

 今回の製品は、「自分でOSをインストールする」という自作PC的な発想で、CPUも(Celeronとはいえ)IvyBridgeベース。SSDも「mSATA」とわざわざ明記されている。とはいえ、背面カバーは開ける前提ではなく、公式な対応OSも64bit版Windows 8.1と同Proのみのため、「カスタマイズできる自作タブレット」というわけではないが、そうした可能性を感じられる製品だ。

 なお、付属マニュアルではOSやドライバのインストール方法が説明されており、それによれば別途用意したUSBキーボードと外付け光学ドライブをタブレットに接続し、作業を行なうという。ドライバは付属のUSBメモリに収録済み。また、インストール方法は普通のデスクトップPCとほぼ同じなよう。マニュアルにはBIOS画面や、起動ドライブ選択の様子なども書かれている。

 製品の仕様は、搭載チップセットがIntel NM70 Express、メモリがDDR3 4GB。ストレージ容量が64GB(mSATA SSD)。本体サイズが幅302mm×奥行き196mm×高さ13.5mm、重量950g。

 主な搭載機能・インターフェイスは無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n)、Bluetooth、Micro HDMI、microSDカードスロット、USB 2.0(2ポート)、フロントカメラ(1メガピクセル)、リアカメラ(2メガピクセル)、ステレオスピーカー、加速度センサー、ジャイロスコープ、電子コンパス、照度センサー。

 なお、Bluetoothのバージョンについては、付属マニュアルやWebサイトの製品情報で「4.1」とされているが、Bluetooth 4.1は12月リリース予定となっている。付属品はACアダプタ、電源ケーブル、ドライバ収録USBメモリ、マニュアル。

[撮影協力:ツクモパソコン本店]

テックウィンド C22L