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スマホの音楽を無線LANで非圧縮転送、「ピュアデジタル」をうたうレシーバが発売に

 スマートフォンから楽曲を無線LAN経由で受信し、オーディオ機器に出力できるというオーディオレシーバー「LDT-AVWAR800」がエレコムから発売された。楽曲は非圧縮で伝送され、高音質で再生可能という。実売価格は8,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

対応OSはAndroidやiOS、Windowsは非対応

 LDT-AVWAR800は、スマートフォンなどの端末で再生した楽曲を無線LAN経由で受信し、アナログ・デジタルで音声出力するというワイヤレスオーディオレシーバーで、「ピュアデジタル伝送方式」の採用により高音質を実現したというのが特徴。

 サウンドをワイヤレスで伝送する手段としてはBluetoothもあるが、Bluetoothでは高音質コーデックのaptXでも音声データが圧縮されるのに対し、ピュアデジタル伝送方式では非圧縮での伝送が実現、端末内の低圧縮音源を、高い音質のまま再生できるとしている。

 ただし、音声が出力できるのは、対応ミュージックプレイヤーで再生した場合に限られ、動画やゲームアプリなどは非対応。対応プレイヤーは、同社製Android用アプリ「Merry Go Sound」やiTunes 10以降、iPhone標準ミュージックプレイヤー、一部のAndroid DLNA Player。対応音声フォーマットはAAC、MP3、WAV、WMA。

 また、対応環境はAndroid 2.3以降、iPhone 3GS以降、Mac OS X 10.5以降などで、Windowsは非対応とされている。

 無線LANはIEEE 802.11n準拠(2.4GHz)。端末と1対1で接続するダイレクトモードと、ルータを介して接続するクライアントモードの2種類があり、後者ではインターネットを利用しながらの再生も可能という。

 本体サイズは幅87×奥行き68×高さ20mm(突起部を除く)、質量は約50g。本体背面には電源ボタン、WPS/リセットボタン、アナログ出力端子(ステレオミニ)やデジタル出力端子(光角型)、電源供給用のMicro USB端子が装備されている。

 付属品はACアダプタ、ステレオミニ-RCA変換ケーブル、マニュアルなど。

[撮影協力:テクノハウス東映]

エレコム LDT-AVWAR800