ニュース

SATAを22ポートも搭載、12Gbps SASも初搭載するZ87マザー登場、ASRock製

 計22基ものSAS/SATAポートを搭載、うち16ポートは12Gbps SASにも対応するという怪物級マザーボード「Z87 Extreme11/ac」がASRockから発売された。

 実売価格は79,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 IEEE 802.11ac対応の無線LANやmSATAスロットを搭載しているのも特徴だ。

LSI製コントローラ「SAS 3008」やSAS Expanderをオンボード搭載11acの無線LANも

テスト結果の例

 Z87 Extreme11/acはIntel Z87 Expressチップセットを搭載したE-ATXフォームファクタのLGA1150マザーボードで、計22基という多数のSAS/SATAポートを備えているのが特徴だ。ポートの内訳は12Gbps SAS×16、6Gbps SATA×6。

 SASコントローラはミッドレンジサーバー向けのLSI SAS 3008が搭載。同社によれば、CPUのPCIeインターフェイスの8レーンを用いてコントローラを接続し、さらに3X24R Expanderを介して16基のSASポートを実現したという。

 ちなみに同社は、6月のCOMPUTEX TAIPEI 2013において、実際に22基のSSDを接続して動作させるというデモも披露している。

 なお、ストレージ用インターフェイスとしてmSATA×2、eSATA×1も装備しているが、いずれもSATAポートと共用(排他仕様)となっている。

 そのほかの主な搭載機能・インターフェイスはDisplayPort入力、HDMI、Thunderbolt 2(2ポート)、Gigabit Ethernet(2ポート)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac、最大867Mbps対応)、Bluetooth 4.0/3.0+HS、USB 3.0(I/Oパネル部6ポート、ピンヘッダ6ポート)、7.1チャンネルサウンド。

※ DisplayPort入力は、ビデオカード搭載時にマザーのThunderboltポートから映像を出力する場合に使用するもの。マザーのDisplayPort入力にビデオカードのDisplayPort出力を、マザーのThunderboltポートにディスプレイを、それぞれ接続する。

 また、SDカードスロットと4基のUSB 3.0ポートを備えたフロントベイパネル「Wi-SD BOX」が付属している。

 スロット数はPCIe 3.0 x16×4、PCIe 2.0 x1×3、Mini PCIe×1(無線LAN/Bluetoothモジュールで使用済み)、DDR3 DIMM×4(最大32GB)。PCIe x16スロットについては、スイッチチップのPLX PEX 8747の搭載により、全4スロットがx8モードで動作する4way CrossFireX/SLI構成に対応するとしている。

[撮影協力:ドスパラパーツ館]

ASRock Z87 Extreme11/ac