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「生物工学に基づく」という12cmファンが登場、外枠連結のループ式ローター

 フィンの外枠が連結されている、ユニーク形状の12cmファン「NB-eLoop」シリーズが独Blacknoiseから発売された。こうした構造は「生物工学に基づくもの」(同社)という。

 発売されたのはPWMモデルで、回転速度1,500rpmモデルの「B12-PS」と、2,000rpmモデルの「B12-P」の2製品。実売価格はいずれも2,300円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

フィンの外側も連結

 NB-eLoopは、軸だけではなくフィンの外側も繋がっているというユニークなデザインのファン。

 同社はこの構造について「非常にノイズが少ない、生物工学に基づくループ式ローター」などと説明。ノイズレベルについてはドイツの第三者試験認証機関であるTUVの認証を、デザインについてはドイツのデザイン賞であるiF Design Award 2013を、それぞれ受けているとしている。

 また、素材には独Bayerが開発したポリカーボネート「Makrolon」が採用。防塵性も備えているという。

 こうしたデザインによる具体的なメリットについては、代理店のサイズは「不快な風切り音を低減した」などとしているほか、採用されている独自ベアリング「NB-NanoSLI 2」による長寿命をアピール。25℃環境におけるMTBF(平均故障間隔)は、B12-PSが14万時間、B12-Pが12万時間という。

 本体サイズは120×120×25mm。ファン回転数、最大ノイズレベル、最大風量は、B12-PSが400~1,500rpm/21.2dB/58.1CFM、B12-Pが800~2,000rpm/28.4dB/77.9CFM。

 電源ケーブルは着脱が可能で、長さ20cmと50cmの2タイプが付属。このほか、防振効果を高めるというシリコン製ワッシャーなどが付属している。

[撮影協力:オリオスペック]

Blacknoise B12-P