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IMAXのような視聴体験?湾曲ディスプレイのスマホがLGから登場

 湾曲ディスプレイを採用したLG製スマートフォン「G Flex(LG-D958)」が登場、Jan-gle 秋葉原本店が海外版の直輸入品を販売中だ。実売価格は89,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

本体の長辺が弓形に反るというユニークなデザイン

 G Flexは、4コアプロセッサのSnapdragon 800(実クロック2.26GHz)や6インチディスプレイ(1,280×720ドット)、Android 4.2を搭載したスマートフォン。メモリ容量は2GB、ストレージ容量は32GB。

 自由に曲げられるという同社開発のプラスチック製ディスプレイ「P-OLED(Plastic OLED)」が採用されており、本体の長辺が弓形に反るというユニークなデザインになっている。

 なお、湾曲ディスプレイは2011年発売のSAMSUNG製スマートフォン「Galaxy Nexus」でも採用されていたが、G Flexの見た目の“しなり具合”はGalaxy Nexus以上といった印象。本体を平らな面に置くと、シーソーのように前後に揺らすことができる。

 LGは、湾曲ディスプレイのメリットとして、動画視聴時の臨場感の高さをアピールしている。横向きで動画を観る際、ディスプレイの湾曲によりビューアングルが広がり、同社は「(シアター技術の)IMAXと同等の視聴体験が可能」とうたっている。また、通話時の持ちやすさや、ヒップポケットへの収納のしやすさなどもメリットとして挙げている。

 本体サイズは160.5×81.6×8.7mm、重量は177g。主な搭載機能・インターフェイスは無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.0、SlimPort、リアカメラ(13メガピクセル)、フロントカメラ(2.1メガピクセル)、GPS。バッテリー容量は3,500mAh。

 対応通信規格は、パッケージ表示ではGSM 900/1,800/1,900MHz、WCDMA 900/2,100MHz、LTE 1,800/2,600MHzとされている。

 ちなみに、湾曲ディスプレイ採用スマートフォンの新製品としては、SAMSUNGの「GALAXY ROUND」も発表されている(韓国での発売は2013年10月)。こちらは、本体の短辺が弓形に反ったもので、本体を平らな面に置いた状態で、長辺側を軽く押すとディスプレイが点灯する「Roll Effect」機能も備えている。

[撮影協力:Jan-gle 秋葉原本店]

LG Electronics G Flex