“二色刷り”対応の安価な3Dプリンタが発売

　安価な“二色刷り”の3Dプリンタ「XKY-2 3D PRINTER」の販売がオリオスペックで始まった。溶解フィラメントにも対応するという。店頭価格（税抜き）は118,000円。

　なお、展示を行っているのは本体カラーがブラックのモデルだが、製品版はカラーがホワイトになるとのこと。

デュアルヘッドタイプ、2種類のフィラメントを組み合わせて造形可能

デュアルヘッドタイプ

出力サンプル

2種類のフィラメントが利用可能

ステータス表示用のパネル

内部の様子

溶解フィラメント

溶解フィラメントのパッケージ

溶解フィラメントのマニュアル

　この製品は、デュアルヘッドタイプの3Dプリンタ。素材を射出するノズル（ヘッド）を2つ持ち、色などが異なる2種類のフィラメントを組み合わせて造形できる。

　本体はキューブタイプのフレームを用いたもので、フレームには窓やカバーなどは装着されていない。本体前面の右下にはステータスディスプレイがある。こうした構造は、同店が2月に販売した“自作系3Dプリンタ”の「3D PRINTER REPRAP PROFESSIONAL」と同様だ。店頭では、実際に2色のフィラメントで出力したシンプルな立方体なども展示されている。

　同店ではこの製品の発売にあわせて、「サポート剤」に利用できる溶解フィラメント（1.75mm/1kg）と、これを溶かすための溶液（500ml）も販売中。店頭価格（税抜き）は前者が8,900円、後者が6,900円。

　通常、3Dプリンタで複雑な形状の物体を出力する際などには、物体が変形しないように支持するサポート材も同時に出力するが、これに溶解フィラメントを用いることで、完成後に簡単に除去できるという。なお、当初、同店では水溶性フィラメントの入荷や販売を予告していたが、「日本の気候にあっておらず、保存が非常に難しい」ということで、入荷が取り止めになっている。

[撮影協力:オリオスペック]