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「メモリを温める」というOC向けGeForce GTX 780 Tiが発売

ASUS製

 “コールドバグ対策”を備えるASUSのGeForce GTX 780 Ti搭載ビデオカード「MATRIX-GTX780TI-P-3GD5」が発売された。店頭価格(税抜き)は104,500円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

メモリを温める「Memory Defroster」やOC失敗時に役立つ「Safe Mode」ボタンを搭載

 この製品は、液体窒素による冷却などでメモリが冷え過ぎた際に起こる「コールドバグ」の対策として、メモリを温める機能「Memory Defroster」を備えるというユニークなビデオカード。

 同様の機能を持ったビデオカードとしては、5月にRadeon R9 290X搭載モデル「MATRIX-R9290X-P-4GD5」が発売済みで、今回はそのGTX 780 Ti搭載版にあたる。

 冷却システムには、リファレンスクーラー比で冷却性能が20%高く、3倍の静粛性を持つという「DirectCU II with 10mm Heatpipe」が採用。信頼性の高さなどを謳う電源回路「DIGI+ VRM with Black Metallic Capacitors」も搭載されている。

 また、オーバークロック中に不具合が発生した際などに、ビデオカードのクロックと電圧をデフォルト状態に戻せるという「Safe Mode」ボタンも装備。ボタンは本体側面に用意されている。

 搭載メモリはGDDR5 3GBで、クロックは7,000MHz。GPUはOCされており、クロックはベース1,006MHz、ブースト時1,072MHzとなっている。映像端子はDisplayPort×1、HDMI×1、DVI×2を備える。本体サイズは29.718×15.24×4.06cm。

[撮影協力:ツクモパソコン本店]

ASUS MATRIX-GTX780TI-P-3GD5