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MSI、最安モデルやゲーム向けなど2種類のX99マザーを発売

(9/1 16:46更新)コアとヒートスプレッダの接合の説明を修正
(8/30 18:32更新)販売を確認。

 MSIのX99マザーボードは、ゲーム向けの「GAMING」、オーバークロック向けの「OVERCLOKING」、スタンダードタイプの「CLASSIC」の3シリーズがラインナップされている。

 全モデルに高速M.2スロット「Turbo M.2」が搭載されているのが特徴で、内部接続にPCIe Gen3 x4を用いることで、通常のM.2(10Gbps)より高い32Gbpsの転送速度を実現したとしている。

 GAMINGシリーズでは、ゲームプレイ動画をネットで配信するための機能が充実。上位のX99S GAMING 9 ACにはAVerMedia製ハードウェアエンコーダが搭載、CPU/GPUへの負担をかけずにプレイ画面がフルHD画質で録画できるとしているほか、動画配信ソフト「XSplit」の使用権も付属している(使用可能期間は「X99S GAMING 9 AC」が2年間、「X99S GAMING 7」が6ヶ月間)。

 また、OVERCLOKINGシリーズでは、チップセットによるPCIe x1スロットがオープン(エッジフリー)になっているのも特徴。スロットにCPUクロックが影響しないため、同社は「エントリークラスのビデオカードを装着して、簡単にBCLKが最大化できる」としている。このほか、OC中でも一時的にクロック倍率を下げ、Windows起動時のフリーズを防ぐ「Slow Mode」や、“殻割りCPU”のコア欠けを防ぐ保護プレート「Delid Die Guard(殻割りダイ・ガード)」も用意。ちなみに、同社によるとHaswell-Eはコアとヒートスプレッダの間はソルダリング(はんだ付け)されているという。

 ※9/1更新 Haswell-Eのコアとヒートスプレッダの接合に関して、当初、MSIの説明を元に「グリスが使われている」と記載しておりましたが、その後、ソルダリングだったことが判明したため、内容を修正しました。

 30日(土)に発売された同社のマザーボードは、以下の2モデル。CLASSICシリーズの「X99S SLI PLUS」は、今回発売されたX99マザーボードの中では最安モデルになる。

X99S GAMING 7

 X99S GAMING 7は、ゲーム向けのATXマザーボード。ネットワークコントローラやサウンド機能などにゲーム向けの仕様になっている。主な搭載デバイスは1000Base-T LAN(Qualcomm Atheros Killer E2205)、7.1chサウンド、x4レーン接続のM.2スロット「Turbo M.2」、SATA Express(一部SATAポートと排他)などを備える。SATA(6Gbps)は計10ポートで、メモリスロットは8本。

 店頭価格は税込32,200円前後。

X99S SLI PLUS

 X99S SLI PLUSは、スタンダードタイプのATXマザーボード。店頭価格は税込26,800円前後で、今回登場したX99マザーボードの中では最安品。主な搭載デバイスは1000Baset-LAN、7.1chサウンド7.1chサウンド、x4レーン接続のM.2スロット「Turbo M.2」、SATA Express(一部SATAポートと排他)などを備える。SATA(6Gbps)は計10ポートで、メモリスロットは8本。

[撮影協力:ツクモeX.パソコン館ツクモパソコン本店パソコンショップ アークZOA 秋葉原本店]

MSI X99S GAMING 7