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光造形方式では格安の3DプリンタがローランドDGから発売

実売73万円台、ツクモで受注販売中

 光造形方式としては格安のローランド ディー.ジー.製3Dプリンタ「monoFab ARM-10」が発売された。ツクモパソコン本店IIが受注販売を行なっており、店頭価格は税込734,400円。納期は約1週間後としている。

アビー製品よりも安価な光造形方式の3Dプリンタ

 光造形方式の3Dプリンタについては、アビーも比較的安価なモデル「SCOOVO MA10」(税込181万円)などを発表しているが、今回のmonoFab ARM-10はそれよりも安い。

 低価格3Dプリンタで採用されているFDM方式に比べ、光造形方式では高精度の造形が可能。その反面、現状では本体の小型化と低価格が難しく、monoFab ARM-10でも実売約73万円と高価だが、3Dプリンタの上位製品として注目の存在と言える。

 光源はUV-LED(紫外線発光ダイオード)で、素材はUV硬化樹脂の「imageCure」を使用する。最大造形可能サイズは幅130×奥行き70×高さ70mm(最大樹脂量は300g)。積層ピッチは0.15mm。なお、積層ピッチはSCOOVO MA10(0.05mm)のほうが小さい。

 本体サイズは幅430×奥行き365×高さ450mm、重量は17kg。PCとの接続インターフェイスはUSB。ACアダプタや、CAMソフト(出力ソフト)の「monoFab Player AM」などが付属する。

 また、同社は1本350gの樹脂「PRH35-ST」(税抜14,000円)をオプションとして用意している。

 なお、ツクモパソコン本店IIでは、上記モデルのほかに、アビーの光造形方式3Dプリンタ「SCOOVO MA30/MA10」の受注販売も行っている。

[撮影協力:ツクモパソコン本店II]

【monoFab Series Product Overview】
ローランド ディー.ジー. monoFab ARM-10