バッテリー内蔵の3.5"HDD用スタンドが登場、ACアダプタなしで動作

　ACアダプタなしで3.5インチHDDが使えるというバッテリー内蔵のHDDスタンドがイオシス アキバ中央通店で販売中だ。同店による製品名は「外付け革命 ACアダプタ無しのUSB3.0接続 HDDドッキングステーション」で、店頭価格は税込2,980円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。

　パッケージは英語版だが、日本語マニュアルが同梱されている。パッケージの製品名表記は「Docking HD 2.5" y 3.5" Power-Less」。

バッテリーを内蔵したUSB 3.0対応のHDDスタンド

　この製品は、2.5インチ/3.5インチのSATA HDD/SSDが、USB 2.0/3.0接続で使えるインターフェイス変換アダプタ。本体上面にHDDがそのまま挿し込めるクレードルタイプだ。

　ユニークなのは、USBのバスパワーのみで動作し、ACアダプタが不要とされている点。通常、このタイプのアダプタやHDDケースなどで3.5インチHDDを使用する場合、ACアダプタなどによる外部からの電源供給が必要だが、同店によればこの製品では「バッテリーを内蔵することで、ACアダプタなしでの使用を可能にした」という。実際に編集部で製品を購入し、クレードルを開けたところ、内部にバッテリーが搭載されていることが確認できた。

　本体にはHDDのアクセスランプはあるが、バッテリーの状態を示すLEDなどはなく、どのようにバッテリーが用いられているのかは不明。マニュアルでもバッテリーについては特に触れられておらず、ユーザーが特にバッテリーの存在を意識する必要はないようだ。

　また、USB 3.0/2.0のどちらを使うかによる動作への影響はない模様（通常、USB 3.0では900mA、USB 2.0では500mAが出力可能）。パッケージには、電源供給コネクタも備えたY字型のUSBケーブルが同梱されているが、「基本的には電源供給コネクタの接続は不要」という。

　ただし、同店がノートPCでテストを行なったところ、ThinkPadやLet'snoteの一部モデルでは正常に動作することを確認したが、ネットブックなどでは動作しなかったという。また、「各HDDとの相性については保証対応外」としている。

　付属品はY字型USB 3.0ケーブルと日本語マニュアル。ACアダプタは付属しない。

[撮影協力:イオシス アキバ中央通店]