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メモリを液体窒素で冷却できる極冷用カップが登場

水冷パーツのEK Water Blocksから、CPU用の極冷カップも同時発売

 メモリを液体窒素で冷却するためのクーリングカップ「EK-SF3D Triple Point EVO incl. Modules」がEK Water Blocksから発売された。価格は(税抜)13,760円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。ただし、入荷店のオリオスペックでは既に売り切れ、次回入荷分からは受発注扱いの製品になるという。

 また、CPU用の極冷クーリングカップ「EK-SF3D Inflection Point EVO 」も同時に発売されている。価格は(税抜)27,528円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

珍しいメモリ用の極冷クーリングカップ、標準で2枚冷却可能

 「EK-SF3D Triple Point EVO incl. Modules」はメモリを液体窒素冷却対応にするための冷却パーツ。CPU用の極冷クーリングカップは複数メーカーから発売されているが、メモリ用のモデルが店頭販売されるのは珍しい。

 本体はメモリに装着するプレートと液体窒素を注ぐためのカップで構成されており、標準の状態でメモリ×2枚まで冷却可能。「プレート単体モデルも取り寄せ可能」(ショップ)としており、別途プレートを用意すれば1つのクーリングカップで4枚までメモリを冷却できる。

 カップ/プレートともにベース部分は銅製。カップの容量は50mlで重量は365g、プレートの重量は60g。温度は-196~80℃の範囲で使用可能とされている。

水冷パーツメーカーのCPU用極冷クーリングカップ

 「EK-SF3D Inflection Point EVO 」は極冷用のクーリングカップ。カップ単体モデルで、別途マウンタを組み合わせて使用する仕組み。EK Water Blocksは水冷パーツ専門メーカーで、同社の極冷用パーツの店頭販売を確認したのは今回が初めて。

 本体のベース部分は銅製で、ニッケルメッキ仕様。重量は1,470gで、見た目以上に重量感がある。カップの容量は230ml、使用可能な温度は-196~80℃。また、周辺パーツの冷やし過ぎを防ぐリング状のヒーターもセットになっている。

 マウンタはLGA115x対応の「EK-SF3D Inflection Point EVO - Mounting LGA-115x」とLGA2011対応の「EK-SF3D Inflection Point EVO - Mounting LGA-2011」が発売されている(ともに税抜7,335円)。なお、LGA2011用マウンタは「LGA2011-v3ソケットには干渉して取付けられない」(ショップ)とされているため注意が必要。

[撮影協力:オリオスペック]

EK Water Blocks Triple Point EVO incl. Modules