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ビデオカードが7枚搭載できるデュアルXeonマザーが販売開始

CPUは最大72スレッド、メモリは最大512GBまで、OCにも対応

(10/24 15:49更新)販売を確認。

 7基のPCIe x16スロットを備えたASUSのデュアルLGA2011-v3マザー「Z10PE-D8 WS」が発売された。店頭価格は税込80,000円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

4-Way SLI、4-Way CrossFireXをサポートするデュアルXeonマザーボード

 Z10PE-D8 WSは、Intel C612チップセットを搭載したEEBフォームファクタのマザーボード。

 2基のLGA2011-v3タイプのCPUソケットを備え、Xeon E5-2600 v3ファミリのデュアル構成が可能、18コア/36スレッドのXeon E5-2699 v3を搭載すれば最大72スレッドの環境が構築できる。さらに、7基のx16形状のPCIe 3.0スロットを備えており、複数のビデオカードを用いるマルチGPU環境にも対応。4-Way SLI、4-Way CrossFireXをサポートする。

 PCIeスロットの動作モードの内訳は、x16が2基、x16/x8が4基、x8が1基。x16/x8スロットについては、4基全て使用する場合はx8モードで、2基使用時はx16モードで、それぞれ動作するとのこと。

 Xeon用マザーながらオーバークロック性能もアピール。OC機能の「Ai Overclock Tuner」「Xeon Turbo Charger」が搭載されており、これらを用いることでHigh-Performance Linpack(HPL)ベンチマークでのパフォーマンスを最大10%向上できるという。

 メモリスロットはDDR4 DIMM×8で、最大対応容量は512GB。対応メモリはRDIMM、LRDIMM。このほか、不揮発性メモリのNVDIMM(Non-Volatile DIMM)にも対応するとしている。

 主な搭載機能・インターフェイスはVGA(ASPEED AST2400、ビデオメモリ32MB)、Gigabit Ethernet(Intel I210-AT、2ポート)、6Gbps SATA、SATA Express、M.2、USB 3.0、8チャンネルサウンド。

[撮影協力:BUY MORE秋葉原本店オリオスペックツクモパソコン本店II]

ASUS Z10PE-D8 WS