ニュース

3次元V-NAND技術採用のSSD「850 EVO」が発売

前世代よりも省電力性が向上

(12/18 17:40更新)500GBと1TBが発売。
(12/16 19:42更新)120GBと250GBが発売。

 3次元NAND技術を採用したSAMSUNG製SSDの新製品「850 EVO」が発売された。

 容量は120GB、250GB、500GB、1TBの4種類で、店頭価格(税込)は順に11,800円前後、16,980円前後、31,800円前後、59,800円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 各モデルとも、現在実施中の「最大10,000円分キャッシュバック SAMSUNG SSD Wチャンスキャンペーン」の対象モデルとなっている。

3bit V-NANDを採用したコンシューマ向けSSD、前世代の840 EVOとの比較で動作時で25%の節電

 850 EVOは、独自の3次元(積層)NANDフラッシュであるV-NANDを採用した、6Gbps SATA対応の2.5インチ/7mm厚SSD。

 V-NAND採用SSDについては、中小企業やプロ向けとされた2bit V-NAND採用の「850 PRO」が9月に登場しているが、今回は3bit V-NANDを採用したコンシューマ向け製品。ゲーミングPCやノートPCなどでの使用を見込んでいるという。

 コントローラは同社製で、120GB/250GB/500GBモデルでは「MGX」が、1TBモデルでは「MEX」が採用。MGXについては省電力性の向上が謳われており、850 EVO 250GBと前世代の840 EVO 250GBとの比較で「動作時で25%の節電を実現した」(国内代理店のITGマーケティング)という。

 また、PCの空きメモリをキャッシュとして利用し、高速化を図る機能「RAPIDモード」も進化。メモリの最大使用量が従来の1GBから4GBに増加しており、ITGマーケティングによれば、機能有効時はランダムアクセス性能が2倍に向上するという。

 公称性能(最大値)は、シーケンシャルアクセスがリード540MB/s、ライト520MB/s、ランダム4Kアクセス(QD32)が、500GB/1TBモデルでリード98,000IOPS、ライト90,000IOPS、250GBモデルでリード97,000IOPS、ライト88,000IOPSなど。

 信頼性に関するスペックは、MTBFが150万時間、TBWが500GB/1TBモデルで150TB、120GB/250GBモデルで75TBとされている。保証期間は5年間。

 キャッシュにはLPDDR2メモリが採用。容量は、1TBモデルが1GB、250GB/500GBモデルが512MB、120GBモデルが256MB。本体サイズは100×69.85×6.8mm、質量は最大66g。

[撮影協力:ツクモeX.パソコン館ツクモパソコン本店IIパソコンハウス東映]