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新デザインのアビー製ケースが久々に登場、ダブルデッキ構造

最長310mmまでのビデオカードが搭載できるMini-ITXケース

 アビー製Mini-ITXケースの新モデルが久々に登場、「AS Enclosure RS05」が26日(金)に発売予定だ。カラーはシルバー(ASE-RS05-S)とブラック(ASE-RS05-BK)の2種類。店頭価格は税込34,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 復刻モデルやカラーバリエーションモデルを除き、同社の新モデルを店頭で確認したのは久々。アビーによると「1年半~2年ぶりくらいになる」という。

最長310mmまでのビデオカードが搭載できるMini-ITXケース

 AS Enclosure RS05は、本体サイズが高さ293×幅273×奥行き369mm(インシュレータを除く)の小型PCケース。マザーボードやビデオカードなどを上部に、電源やストレージを下部に、それぞれ分けて設置する「ダブルデッキ構造」を採用するのが特徴だ。

 この構造によって各パーツから発生する熱を分離し、パフォーマンスアップとシステムの安定稼働に貢献するという。また、フロントの120mmファンポートは奥行きが約90mmあり、簡易水冷クーラーのラジエーターも装着も可能としている。

 ファンポートには標準で120mmファン1基が装備。ファンの取り付け部は2つあり、ファンを2基に増やしたり、ファンとラジエーターを1基ずつ装着したりできる。また、リアには92mmと80mmのファンが各1基増設できる。

 ドライブベイ数は5インチ×1、3.5インチ/2.5インチシャドウ×2。拡張カードスロットは2基で、長さが約310mmまでのカードが内蔵可能。電源はATXタイプに対応し、サイズについては「奥行きが200mmを超える電源は搭載できない場合がある」としている。

 ちなみに、最近は3Dプリンタ関連の新製品リリースが多く、PCケースやスマートフォン向け製品の扱いが減少していた同社だが、「来年はPCケースやスマートフォン向けケースの新製品をいろいろとリリースしていく」とのこと。

[撮影協力:ソフマップ 秋葉原 本館]

アビー AS Enclosure RS05