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省電力性が向上した新GPU「GeForce GTX 960」が各社から登場
最安2.7万円、METAL GEAR SOLID V: GROUND ZEROESクーポン付きモデルも
（2015/1/22 23:00）
（1/23 22:28更新）SLIのデモが開始。
（1/23 12:53更新）販売を確認。
GeForce GTX 900シリーズの新モデル「GeForce GTX 960」を搭載したビデオカードが23日（金）に各社から一斉に発売された。
販売を確認したメーカー・モデル数は、ASUS 1モデル、ELSA 1モデル、GALAX 2モデル、GIGABYTE 3モデル、MSI 2モデル、ZOTAC 2モデル、Palit 2モデル、InnoVISION 2モデル、玄人志向 1モデル。店頭価格は税込26,500～35,980円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
24日（土）時点で最安モデルは玄人志向の「GF-GTX960-E2GB/OC/SHORT-GA」。23日（金）時点の価格は税込29,200円前後だったが、一部の大手ショップが24日（土）～25日（日）に割引きサービスを実施、税込26,500～27,000円前後で販売されている。
各社モデルの写真は別紙を参照のこと。
旧世代GPUより省電力性が向上したGeForce GTXシリーズのミドルクラス
GTX 960は、28nmプロセスのMaxwellアーキテクチャを採用したデスクトップPC向けGPU。GTX 900シリーズにおいてGTX 970の下位となるモデルで、CUDAコア数が1,664→1,024、メモリインターフェイスが256bit→128bitなどと、スペックダウンしている。
一方でGPUのベースクロックはGTX 970より高く、1,050MHz→1,126MHzとアップ。ブーストクロックは同じで1,178MHz（GPU Boost 2.0サポート）。対応メモリはGDDR5 2GBで、データレートは7,010MHz。
また、同クラスの旧世代GPUより省電力性も向上したといい、ZOTAC製品を発売するアスクは「優れた電力効率により、GTX 760と同等以上の性能ながら消費電力を大幅に削減した」としている。
今回発売予定の製品はほとんどがオーバークロックタイプで、ブーストクロックは1,200MHz台までアップ。特に、GIGABYTEの「GV-N960G1 GAMING-2GD」はベース1,241MHz、ブースト1,304MHz、ZOTACの「GeForce GTX 960 AMP Edition」はベース1,266MHz、ブースト1,329MHzと、高く設定されている。
カードのデザインは各メーカー独自で、冷却システムもWINDFORCE 3X（GIGABYTE）、Twin Frozr V（MSI）など独自のものが採用。このほか、ELSA、GALAX、MSIなど複数のモデルで、低負荷時などにファンが止まる“セミファンレス仕様”も売りとされている。
カードサイズについては、厚さは2スロット分あるものの、長さが200mm程度とコンパクトな製品が多い。中でも、GALAXの「GF PGTX960-OC/2GD5 MINI」では、80㎜ファンを2基搭載しつつ、長さが172㎜に抑えられているのが特徴的。GIGABYTEの「GV-N960IXOC-2GD」でも、90mmファン1基で長さ17cmというコンパクトサイズが実現されている。
外部電源端子はほとんどが6ピン×1だが、6ピン×2や8ピン×1のモデルもあり、要確認と言える。映像端子については、端子数はモデル毎に異なるが、いずれもDisplayPort、HDMI、DVIの3タイプを備えている。
また、GIGABYTE、ZOTAC、玄人志向の一部モデルには、アクションゲーム「METAL GEAR SOLID V: GROUND ZEROES」の無料ダウンロードクーポンが付属。ゲームイメージをプリントした特別パッケージを採用するほか、ZOTACの「GeForce GTX 960 AMP Edition METAL GEAR SOLID V」では、カードのバックプレートにもゲームイメージがプリントされている。
発売に合わせて、ツクモeX.パソコン館では、GIGABYTEとMSIのGTX 960を使ったSLIの店頭デモが実施中。ちなみにデモで使用しているビデオカードのうち、GIGABYTEの製品は同店のスタッフが個人的に購入した物だそう。デモは25日（日）まで行う予定。
[撮影協力:ツクモパソコン本店とBUY MORE秋葉原本店とソフマップ 秋葉原 本館]
- NVIDIA GeForce GTX 960