人気ビデオエンコーダ「TMPGEnc VMW 6」のパッケージ版が発売

　NVIDIA NVENCをサポートしたペガシス製エンコードソフトの最新バージョン「TMPGEnc Video Mastering Works 6」のパッケージ版が発売された。販売しているBUY MORE秋葉原本店には、持ち込んだデータでエンコードなどが試せるデモ機が設置されている。店頭価格は税込16,480円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。

　なお、ダウンロード版は昨年12月から販売されている。

64bit版Windows専用の動画変換/圧縮・編集ソフト、新たにH.265/HEVC動画や8K動画の入出力に対応

　TMPGEnc Video Mastering Works 6は、64bit版Windows専用の動画変換/圧縮・編集ソフトウェア。新たにH.265/HEVC動画や8K動画の入出力に対応したほか、Keplerアーキテクチャ以降のNVIDIA製GPUが搭載するハードウェアエンコーダのNVENCをサポートしており、ペガシスは「従来のCUDAでのエンコードに比べ、速度、画質が格段に向上した」としている。

　Intel Quick Sync Videoによる高速エンコード機能も搭載しており、H.264/AVC出力に加え、新たにMPEG-2での出力に対応。また、64bit専用ソフトとなったことで、使用可能なメモリ容量が大幅にアップし、超高解像動画の編集や各種編集操作がより軽快になったという。

　ただし、32bit版Windowsに対応しない点や、前バージョンに搭載されていたCUDAエンコード機能などが削除されている点には注意が必要。

　対応OSはWindows 8.1/8/7（いずれも64bit版のみ）。PCのメモリ容量は2GB以上、HDD容量は420MB程度が必要とされている。

　同店では、ソフトが試用できるデモ機が設置されており、手持ちのデータを素材として、エンコード速度を確認することもできる。デモ機はCore i7-4960XやGeForce GTX 960などを搭載したもの。データ持ち込む際はUSBメモリを使用する。

　ただし、試用は店員の立会いのもとで行ない、またエンコード後のデータを持ち帰ることはできないとしている。

　発売を記念して、ペガシスでは同社製品の利用者に1,500円分、TMPGEnc Video Mastering Works 5からのアップグレードユーザーに3,000円分の商品券をキャッシュバックするキャンペーンを実施中。キャンペーンの実施期間は2016年2月末日まで。

[撮影協力:BUY MORE秋葉原本店]