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Broadwell版Core i5搭載のIntel NUCが発売、計3モデル

Configurable TDP-downをサポート、内蔵GPUはIntel HD 6000

 Broadwell版Intel NUCの上位であるCore i5搭載モデルが発売された。ラインナップは、M.2 SSDのみ対応の「NUC5i5RYK」と、M.2 SSDと2.5インチドライブに対応した「NUC5i5RYH」、M.2 SSDと2.5インチドライブ対応でMini DisplayPortを2基搭載したビジネス向けモデル「NUC5i5MYHE」(茶箱パッケージ入り)の3種類で、店頭価格はNUC5i5RYKとNUC5i5RYHが税込56,300円前後、NUC5i5MYHEが税込64,780円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

2コア/4スレッドで動作クロックがベース1.6GHz、Turbo Boost時最大2.7GHzのCore i5-5250Uを搭載

Broadwell-U
Core i5搭載
NUC5i5RYKとNUC5i5RYHの税込価格
NUC5i5MYHEの税込価格
M.2 SSDモデル
M.2+2.5インチドライブモデル

 Broadwell版NUCはこれまでCore i3搭載モデルのみが発売されているが、今回はその上位のCore i5を搭載したモデル。CPUは2コア/4スレッドのCore i5-5250Uで、Core i3にはないTurbo Boostが搭載されている。

 Core i5-5250Uの主なスペックは、動作クロックがベース1.6GHz、Turbo Boost時最大2.7GHz、キャッシュ容量3MB、TDP 15W。Configurable TDP-downをサポートし、600MHz動作時はTDPが9.5Wとなる。内蔵GPUはIntel HD 6000。

 筐体デザインやインターフェイスなどはCore i3モデルと同様。本体サイズは、M.2のみ対応モデルが115×111×32.7mm、2.5インチドライブ対応モデルが115×111×48.7mm。拡張モジュールの増設も可能で、上面のカバーを外してモジュールが装着できる。

 メモリスロットはDDR3L SO-DIMM×2(最大16GB)。ストレージは、2.5インチSATA HDD/SSDが厚さ9.5mmまで、M.2 SSDがType 2242/2260/2280の3サイズ(NUC5i5MYHEは2242/2280)に対応する。

 NUC5i5RYKとNUC5i5RYHの主な搭載機能・インターフェイスは、Mini DisplayPort、Mini HDMI、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11ac無線LAN/Bluetooth 4.0(Intel Wireless-AC 7265)、USB 3.0(前面/背面各2ポート)、ヘッドホン・マイク端子、赤外線センサー。

 NUC5i5MYHEの主な搭載機能・インターフェイスは、Mini DisplayPort×2、Gigabit Ethernet、USB 3.0(前面/背面各2基)、ヘッドフォン/マイクジャック。IEEE 802.11ac無線LAN/Bluetooth 4.0モジュールは非搭載だが、モジュール用としてType 2230のM.2スロットが用意されている。また、内部にEmbedded DisplayPortコネクタやシリアルポート用ピンヘッダを備えるほか、Intel vPro、TPMなどもサポートする。

 各モデルとも付属品はACアダプタ(19V/65W、マルチカントリー対応プラグ)、VESAマウントブラケットなど。

 なお、最上位として、Core i7を搭載した2.5インチドライブ対応モデル「NUC5i7RYH」が用意。今年の第2四半期に発売する予定とされている。

[撮影協力:ツクモパソコン本店パソコンハウス東映テクノハウス東映]