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国内未発売の「Surface 3」が直輸入、10.8型で「Cherry Trail」搭載

GPU性能が大幅に向上したBay Trailの後継CPU

 Atom xシリーズを搭載したMicrosoft製タブレットの新たな下位モデル「Surface 3」の海外版が登場、Jan-gle 秋葉原本店がメモリ4GB/ストレージ128GBモデルの直輸入品を販売中だ。店頭価格は税込108,000円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 なお、今回入荷した在庫には通常は付属しているはずのUSB - AC変換アダプタが同梱されていない。販売しているJan-gle 秋葉原本店では「利用する場合は別途、2.5A対応の変換アダプタを用意して欲しい」とアナウンスしている。

1,920×1,280ドットの10.8型ディスプレイやAtom x7-Z8700を搭載

 Surface 3は、10.8インチディスプレイ(1,920×1,280ドット)やAtomシリーズCPU、Windows 8.1を搭載したタブレット型端末。CoreシリーズCPUを搭載する「Surface Pro 3」の下位モデルで、Surfaceの下位モデルとしては2013年10月発売のWindows RT 8.1搭載モデル「Surface 2」に続く製品だ。

 搭載CPU(SoC)は、開発コード名「Cherry Trail」こと14nmプロセスの新製品「Atom x」シリーズ。

 Cherry Trailでは、第8世代のIntel HD Graphicsの搭載により、従来のBay Trailと比べGPU性能が大幅に向上したほか、WindowsとAndroidの両プラットフォームで使用可能とされている。ラインナップは、上位からx7-Z8700、x5-Z8500、x5-Z8300の計3モデル。いずれも4コア/4スレッドで、SDP(Scenario Design Power)は2Wとされている。

 Surface 3には、最上位のx7-Z8700(ベース1.6GHz、バースト2.4GHz)が搭載。幅267×奥行き187×高さ8.7mm、重量622gの薄型・軽量ボディながら、ファンレスが実現されている。

 ディスプレイは10点までのマルチタッチに対応。256段階の筆圧を感知する「Surface Pen」による入力も行なえる。

 主な搭載機能・インターフェイスは無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.0、Mini DisplayPort、USB 3.0(標準A端子)、Micro USB、microSDカードスロット、フロントカメラ(3.5メガピクセル)、リアカメラ(8メガピクセル)、各種センサー(光、近接、加速度など)。1年版のOffice 365 Personalも導入されている。

 なお、今回登場したメモリ4GB/ストレージ128GBモデルのほか、メモリ2GB/ストレージ64GBモデルが用意されている。

 また、現時点では、Surface 3の販売地域に日本は含まれておらず、国内発売について日本マイクロソフトは「現在最適な形での投入を検討しており、改めて告知する」としている。

[撮影協力:Jan-gle 秋葉原本店]