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内部が広々、エアフロー重視のPCケース「Define S」が発売
HDDベイはマザートレイ部のみ、ケース前方にシャドウベイ無し
(2015/5/22 21:05)
Fractal Designの静音タワーケース「Define」シリーズの新モデルが登場、「Define S」が国内代理店のアスクから発売された。マザートレイの裏面にシャドウベイを配置し、広々とした内部スペースが実現されている。
通常モデル(FD-CA-DEF-S-BK)と、アクリル窓付きモデル(FD-CA-DEF-S-BK-W)の2種類で、店頭価格は順に税込12,960円、税込14,580円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
ケース内前方にドライブベイが無い広々スペース、ドライブベイはマザーボードトレイの裏側
Define Sは、本体サイズが幅233×高さ451×奥行き520mmのタワー型PCケース。前モデル「Define R5」と同様に、フラットな前面が目を引くが、Define Sでは前面ドアや5インチオープンベイを廃するなど、大きくデザインが変更されている。
ユニークなのはシャドウベイのレイアウト。タワーケースでは内部の前方にドライブベイを配置するのが一般的だが、Define Sではマザーボードトレイの裏側に垂直型のシャドウベイが装備されている。前述の通り5インチベイもなく、表側にはドライブベイが一切ない。
このため、一般的なタワーケースより内部スペースが非常に広くなっており、ケースの中に手を突っ込んで行なう作業もしやすそうな印象だ。冷却面でのメリットもあり、CPUへの直線的なエアフローが確保できるほか、上部には420mmサイズまでの、前方には360mmサイズまでの大型ラジエーターが装着可能としている。
ケースファンは前面と背面に140mmサイズが各1基装備。上面、底面などにもファンが増設できる。また、ファンスロットカバー「ModuVent」を備えており、ファンを増設しない場合はスロットをカバーで塞ぐことで、静粛性を高めることができる。
対応マザーボードタイプはATX、microATX、Mini-ITX。ドライブベイ数は3.5インチ/2.5インチシャドウ×3、2.5インチシャドウ×2。拡張カードスロットは7基。
内蔵可能なPCパーツの最大サイズは、CPUクーラーが高さ180mm、電源が奥行き300mm(底面ファン非装着時)、ビデオカードが長さ425mm。
[撮影協力:ツクモeX.パソコン館]