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Intelの最新CPU「Broadwell」が予約開始、デスクトップ向け

最上位のCore i7-5775Cは実売5.2万円、計2モデル

(6/2 20:28更新)完成品PCのデモが開始。

 デスクトップPC向けのLGA1150対応Broadwellがいよいよ登場、早ければ6月18日(木)に発売される見込みだ。ツクモパソコン本店ツクモeX.パソコン館パソコンショップ アークドスパラパーツ館が4コア/8スレッドの「Core i7-5775C」と、4コア/4スレッドの「Core i5-5675C」(ツクモのみ受け付け)の予約受け付けを開始した。予価は順に税込51,980~52,700円前後、税込38,700円前後。

 予約開始にあわせて、ツクモeX.パソコン館ではCore i7-5775Cを搭載した完成品PCの店頭デモが始まっている。

省電力性が向上、内蔵GPUは「Iris Pro Graphics 6200」を搭載

価格は税抜き表記

 Broadwellは、14nmプロセスで製造される最新世代のIntel CPU。22nmプロセスで第4世代のHaswellに続く、第5世代のプロセッサで、ファンレスタブレット向けやモバイル/小型PC向けは既に搭載製品が登場しているが、今回は市販のマザーボードにも搭載可能なデスクトップPC向けだ。

 Broadwellでは、トランジスタ数の増加によるパフォーマンスの向上や、ダイサイズの縮小などによる省電力性の向上が実現。また、内蔵GPUは「Iris Pro Graphics 6200」によってさらに強化、ゲームパフォーマンスの向上や、4K動画のハードウェアデコードへの対応、Quick Sync Videoの強化などを実現したとしている。

 対応CPUソケットは従来どおりLGA1150で、Z97チップセットなどを搭載した既存のマザーボードが使用可能。最近発売されたUSB 3.1対応マザーなどでBroadwellへの対応が謳われているほか、旧製品向けの対応BIOS/UEFIも公開されている。メモリも従来のDDR3タイプが使用できるため、HaswellからBroadwellへの移行は難しくはないだろう。

 Core i7-5775Cの主なスペックは、4コア/8スレッド、クロックがベース3.3GHz、ターボ時最大3.7GHz、キャッシュ容量6MB、TDP 65W。

 Core i5-5675Cの主なスペックは、4コア/4スレッド、クロックがベース3.1GHz、ターボ時最大3.6GHz、キャッシュ容量4MB、TDP 65W。

 いずれもCPUクロックの倍率は固定されていない。

[撮影協力:ツクモパソコン本店ツクモeX.パソコン館]