デュアルチャンバー構造の安価なキューブケース「P50」が発売

　デュアルチャンバーのPCケースとしては安価の製品が登場、AntecのmicroATXキューブケース「P50」が発売された。店頭価格は税込10,800円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

内部が左右のエリアに仕切られたデュアルチャンバー構造を採用

　P50は、本体サイズが幅260×高さ312×奥行き330mmのPCケース。内部が左右のエリアに仕切られたデュアルチャンバー構造を採用しており、これにより「ダイレクトなエアフローを実現し、効率的に各エリアを冷却する」（Antec）という。

　本体の正面から見て、左側のエリアがマザーボード部、右側のエリアがストレージ・電源ユニット部。上面の前方には電源スイッチ、リセットスイッチなどのほか、2チャンネルのファンコントローラ（HIGH/LOW/OFFの3モード）が装備されており、最大4基のファンを制御できる。

　標準装備のケースファンはフロント120mm×2、リア80mm×1で、トップ120mm×2などが増設可能。また、フロントとトップに、最大240mmサイズの水冷用ラジエーターを搭載することもできる。ただし、リンクスインターナショナルによれば、その場合は5インチベイの使用が制限され、また一部のマザーボードで干渉する可能性があるという。

　対応マザーボードタイプはmicroATX、Mini-ITX。ドライブベイ数は5インチ×1、3.5インチ/2.5インチシャドウ×3、2.5インチシャドウ×2。拡張カードスロットは4基で、長さ約300mmまでのカードが内蔵可能。電源ユニットは奥行き180mmまでの製品に対応する。

[撮影協力:ツクモeX.パソコン館]