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つくる女、轟沈!? 2本のウォーゲームに最新GPUで挑む
想定外の展開に会場騒然、傍若無人っぷりも発揮 text by 日沼諭史
(2015/7/24 12:05)
7月18日、ツクモパソコン本店にて、女性クリエイターグループ「つくる女」の毎月恒例のイベントが開催された。
今回は「つくる女が夏を駆け巡る!! ~海だ!山(下)だ!Furyだ!~」と題し、AMDの最新GPU「R9 300シリーズ」搭載PCを使ってウォーゲームのオンラインバトルなどに挑戦。
相変わらずのハンディキャップ戦で圧倒的有利に展開するかと思いきや、対戦相手に同情される羽目に……!?
想定外のスピーディーな展開に会場は騒然、お約束(?)な傍若無人っぷりも発揮
対戦に用いたゲームは、ハイクオリティなグラフィックで再現された戦場でオンライン対戦を繰り広げる、戦車を題材にしたウォーゲーム「World of Tanks」と、海戦ストラテジーゲーム「World of Warships」の2本。
これに声優の山下まみさんと漫画家の羽生麻里さん、それにWargaming Japanの加持太郎(Taro_JP)氏と宮永忠将氏が助っ人兼アドバイザーとして参戦した。
4人が使用するPCには、快適な3Dゲーム環境を実現するべく、AMDの最新GPU「Radeon R9 380/390X」を搭載する各社のビデオカードが装備され、Razer製のゲーミングキーボードとゲーミングマウスも用意。
途中、日本AMDマーケティング本部の井戸川淳氏による、Radeon R9 300シリーズとFury Xの性能・特徴、ゲームにおけるアドバンテージなどの解説を挟みながら進行した。
最初にプレーしたのはWorld of Tanksのオンライン対戦。つくる女2人と宮永氏の3人がチームを作り、オンライン上の(視聴者を含む)14人チームを相手に戦うというルール。
数の上では圧倒的に不利に見えるが、相手チームは「Tier 5」まで、つくる女の2人は「Tier 9」、宮永氏は「Tier 7」という条件が課された。この「Tier」は簡単に言えばレベルであり、数値が高いほど高性能もしくは特定の能力に特化した戦車が使える。
ここまでTierに差があると、3対14という人数差があっても余裕で跳ね返せるだろうとつくる女チームは考えていたようだが、実際に戦闘が始まると、わずか2分少々で羽生さんの戦車が破壊され戦闘不能に。その15秒後には最大戦力のはずだった宮永氏もあっさり炎上し、孤軍奮闘状態になった山下さんも戦闘開始から3分を経過したところで燃え尽きた。
あまりにもあっけない幕切れに会場は騒然。つくる女チームのTierをもっと上げてハンデを大きくするべきか、という声が上がるも、宮永氏は「そいう問題じゃないレベル。こちらの弾が当たってない」と的確に指摘。
しかし、視聴者側からの「Tierを上げてもいい」という“お情け”もあり、つくる女2人は最大のTier 10に、宮永氏はTier 8にそれぞれ1レベルずつアップ。
これなら、と挑んだ2戦目だったが、やはり羽生さんは2分少々で終了。続いて山下さん、宮永氏も立て続けに狙撃され、初戦よりも短い3分足らずで全滅してしまった。「どうやったら勝てるんだろう……」と頭を抱える山下さんに、再び視聴者から「(こちらは)Tier 4でいいよ」という悪魔のささやきのようなコメントがライブ配信中のニコ生に届く。
どうしても勝ちたいつくる女チームは、加持氏も加えた4人チームとし、Tierは全員10に、相手チームはTier 4に制限したうえで、「とりあえず勝ちに」(山下さん)行く体制で3戦目に臨んだ。
結果から言えば、主に加持氏の活躍により勝つことはできたものの、つくる女の2人は中盤で戦闘不能になっており、きわどい勝利だった。
2つ目のゲーム「World of Warships」では、再びつくる女2人と宮永氏の3人チームとなり、コンピューター対戦。
宮永氏が集中砲火を受け真っ先に沈没し、山下さんがその上を踏みつけるように通過するといった傍若無人っぷりを発揮しつつ、2戦2勝で締めくくった。
なお、8月のつくる女は“夏休み”のためお休み。
次回は9月26日(土)、会場を秋葉原UDX GALLERY NEXT-3に変え、一般ユーザーがカスタマイズした自作PCを披露する「DIYパーツ 自由研究イベント」の中でつくる女イベントを開催する予定とのことだ。